遥かなる大地へ

劇場公開日:

解説

19世紀、アイルランドよりアメリカへと渡った若い男女の闘いを描いた人間ドラマ。監督は「バックドラフト」のロン・ハワード、製作は「マイ・ガール」のブライアン・グレイザーとハワード、エグゼクティヴ・プロデューサーはトッド・ハロウェル、「ウィロー」のボブ・ドルマンとハワードの原案をドルマンが脚本化、撮影は「バックドラフト」のミカエル・サロモン、音楽は「フック」のジョン・ウィリアムス(2)が担当。70ミリで撮影。

1992年製作/アメリカ
原題:Far and Away
配給:ユニヴァーサル映画=UIP
劇場公開日:1992年7月18日

ストーリー

1892年。西アイルランドの海辺の村で、ジョセフ・ドネリー(トム・クルーズ)は父と2人の兄とともに貧しい生活を続けていた。ある日、農民たちの地主への反乱が起こり、騒動に巻き込まれた父は重傷を負い死んでしまう。葬儀の日、地主の手下に家を焼かれたジョセフは、地主のダニエル・クリスティー(ロバート・プロスキー)に復讐することを決意し、銃を片手に旅立った。数日後、クリスティー家に忍び込んだジョセフはダニエルの娘シャノン(ニコール・キッドマン)に出会うが彼女のフィアンセ、スティーブン(トーマス・ギブソン)と決闘することになる。決闘の日、突然馬車に乗って現れたシャノンとともにジョセフは、自分の土地を手に入れられるというアメリカに向かい大西洋を渡った。たどりついたボストンの港で船を降りるなり、港の群衆にすべてを奪われ無一文になった2人であったが、ジョセフのパンチ力に目をつけた地元のボス、マイクに雇われ彼の売春宿に住み込み、工場で働きだす。ジョセフはケリーの酒場の拳闘の試合に出場し大金を手に入れ人気者になる。そんなジョセフに嫉妬を感じたシャノンは酒場のダンサーになった。市会議員のバークが催した試合中バークがシャノンに手を出すのを見て怒り、バークに殴りかかったジョセフは試合で惨敗を喫す。ケリーに有り金を奪われた上、宿をたたき出されたジョセフとシャノンは、ある夜無人の邸宅に忍び込むが戻ってきた家の主人にシャノンは撃たれてしまう。ジョセフは傷ついたシャノンをクリスティー家とともにアメリカに渡って来ていたスティーブンに引渡し彼女の前から去っていった。8カ月後、工事現場で働いていたジョセフは列車で移動中オクラホマで、土地を求めてやって来た人々に合流し、シャノンと再会した。そして、悪戦苦闘の末、土地を手に入れるホース・レースに勝ったジョセフはシャノンとともに自分のものとなった土地に旗を立てるのだった。

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写真:Moviestore Collection/AFLO

映画レビュー

4.5めっちゃ好きだなー

2024年3月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

幸せ

萌える

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きゃな

3.5【19世紀末、旧弊的なアイルランドから新天地アメリカへ渡った身分違いの男女の恋物語。】

2024年2月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■西アイルランドで家族とつつましく暮らしていたジョセフ(トム・クルーズ)。ある日、地主へのデモ騒動に巻き込まれて死亡した父の復讐を果たすため地主のもとを訪れた彼は、そこで美しく破天荒な娘・シャノン(ニコール・キッドマン)に出会う。
 やがて2人は土地を手に入れるためアメリカへ渡る。

◆感想

・今作は初めて鑑賞したが、25年前の作品なのにトム・クルーズとニコール・キッドマンが現在とほぼ変わっていない事に驚く。
 それは、当時はご夫婦だった二人が、映画俳優として節制した生活を送ってきた事が判るからである。
 簡単なようで、これは凄い事だと個人的には思う。

・ストーリー展開もアイルランド時代には身分さがあるが故に、距離を置いていた二人が旧弊的なアイルランドに旅立つシーン。
 あくまで、シャノンはジョセフを上から目線で見ているふりをしているが・・。

<ラスト、ジョゼフが自らの土地を所有するシーンや、シャノンが”昔から好きだった”と告白するシーン。
 今作は、壮大なスケールの作品なのである。>

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NOBU

4.5個人的にロン・ハワード監督の最高作だと思う‼️

2024年2月14日
スマートフォンから投稿

泣ける

楽しい

幸せ

「デイズ・オブ・サンダー」で共演した後の、トム・クルーズとニコール・キッドマンが「次は何する?」「新天地アメリカの開拓ドラマなんかどう?」「いいわね」みたいなノリで製作した壮大なラブロマン大作‼️19世紀後半、アイルランドの農家の青年は地主の娘とアメリカへ渡る。ボストンでは金を奪われたり、バクチ打ちの餌食にされたり、賭けボクシングで連勝したり。そして娘とともに土地獲得競争に参加する‼️ここに西部劇でおなじみの痛快なレース場面が大画面いっぱいに展開する‼️どこまでも広がる大地‼️このクライマックスのランド・レースのスペクタクルは、幌馬車の大群、無数の人と馬によって大画面ならではの大迫力です‼️ただトム・クルーズは乗馬がかなりヘタ‼️手綱さばきがまるで出来てない‼️「M:i」シリーズで、車やバイクの扱いは天才的だったのに‼️そして死んだと思われたトム・クルーズがニコールに抱かれて生き返るハッピーエンドは、古き良き時代のアメリカ映画の復活みたいでダンゼン嬉しい‼️そして二人が旗を立てるラスト・カットに続いて流れるエンヤによる主題歌「Book of Days」がこれまた神曲‼️ビビッときますよ‼️

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活動写真愛好家

4.0感想

2023年10月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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ティム2
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