パリ・セヴェイユ

劇場公開日:

解説

四年振りに再会した父と息子と父の愛人との三角関係を通してパリという都会の人間関係を描いた作品。監督・脚本は「カイエ・デュ・シネマ」の評論家出身のオリヴィエ・アサヤス、製作はブリュノ・ペズリー、撮影は「ダディ・ノスタルジー」のドニ・ルノワール。音楽は伝説的ロック・グループ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのメンバーで「サムシング・ワイルド」のジョン・ケイルが担当。主演は「タンゴ」のジュディット・ゴドレーシュ、「愛されすぎて」のトマ・ラングマン、「コントラクト・キラー」のジャン・ピエール・レオー。他にアントワーヌ・バズレル、ウニー・ルコントらが出演。

1991年製作/フランス
原題:Parisseveille
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1993年10月9日

ストーリー

中年男クレマン(ジャン・ピエール・レオー)は一八歳の愛人ルイーズ(ジュディット・ゴドレーシュ)とパリの北部グット・ドール街で同棲している。ある時、離婚した母親と住んでいた一九歳の息子アドリアン(トマ・ラングマン)が訪ねて来て、親子は四年振りに再会した。ルイーズは麻薬中毒で、ポルノ写真のモデルをやっている。彼女の目標は人に注目される職に就くことで、テレビのプロデューサー、ザブロンスキー(マルタン・ラモット)に取り入ろうとしている。三人が一緒に暮らすようになったある日、ルイーズはアドリアンを誘惑する。結局若い二人はクレマンを捨てて同棲することになったが、住む家もなく、友人のヴィクトル(アントワータ・バズレル)と中国人の恋人アガト(ウニー・ルコント)の家に居候することになった。しかしその家も不法占拠しているあばら家で、ルイーズはそんな生活から抜け出そうと、プロデューサーに色じかけで迫った。アドリアンが地方都市で仲間とやった犯罪をかぎつけた警察の捜査の手が伸び、彼は父親の援助でアルゼンチンへと逃亡した。プロデューサーと同棲するようになったルイーズは久しぶりにクレマンを訪ね、彼がアパートを改装し、新しい女性と同棲しているのを知った。アドリアンの居所を訊くルイーズだが、クレマンは教えることを拒否する。テレビスタジオに着いたルイーズは何事もなかったかのようにキャメラの前で天気予報を伝えている。一方ヴィクトルと別れたアガトは中華料理屋で働いている。こうしてそれぞれが新たな生活へと旅立っていったのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「パリ・セヴェイユ」以外にこんな作品をCheck-inしています。