パラダイス・アレイ

劇場公開日:

解説

1946年のニューヨークを舞台に、貧しい生活の中で、遂に夢をかちとる3人兄弟の愛を中心に描く。製作総指揮はエドワード・プレスマン、製作はジョン・F・ローチとロナルド・A・スッパ。「フィスト」のシルヴェスター・スタローンが初めて監督を手がけ、自らが脚本も担当。撮影は「フィスト」のラズロ・コバックス、音楽はビル・コンティ、編集はイブ・ニューマン、製作デザインはジョン・W・コルンが各々担当。出演はシルヴェスター・スタローン、リー・カナリート、アーマンド・アサンテ、フランク・マクレー、アン・アーチャー、ケヴィン・コンウェイ、デリー・ファンタ、ジョイス・インガルス、ジョー・スピネルなど。

1978年製作/109分/アメリカ
原題:Paradise Alley
配給:ユニヴァーサル=CIC
劇場公開日:1979年6月24日

ストーリー

1946年。ニューヨークの片隅にヘルズ・キッチンと呼ばれるスラム街があった。地獄の台所という名の通り、貧しい移民たちがそこでは生存競争に明け暮れていた。そのうちの1人、イタリア移民の子、コスモ(シルヴェスター・スタローン)は、このヘルズ・キッチンで生まれ、成長し、弟のビクター(リー・カナリート)や、兄のレニー(アーマンド・アサンテ)と、貧しいながらもなんとか生活していた。レニーは3兄弟の中で1番頭もよく、将来性のある青年だったが、戦争で片脚を痛め、今は葬儀屋の助手をしていた。コスモは、ダンスホールで働くアニー(アン・アーチャー)をくどき続けているが、返事はいつもそっけなかった。ある酒場で顔を合わせた3人兄弟は、金儲けの話しをしていて、ちょうど居合わせた酒場の亭主のスティッチ(ケヴィン・コンウェイ)とその子分のフランキー(テリー・ファンク)らと、ある賭けをすることになる。それは、兄弟の中で1番腕っぷしの強いビクターとフランキーに腕ずもうをさせようというものだった。結果はビクターの勝利でフランキーのもっていたペット・モンキーを手に入れるが、このことで兄弟はスティッチの深い恨みをかうことになる。ヘルズ・ギッチンでも、最もガラの悪いナイトクラブパラダイス・アレイでは、フロア・ショウという呼びもののレスリングが行なわれていて、大男のビッグ・グローリー(フランク・マクレー)が100ドルの賭金で客の挑戦に応じていた。コスモに連れ出されたビクターはキッド・サラミと名乗ってリングに上がり、見事初試合でグローリーを倒し100ドルを手にした。そこでビクターは、本格的にレスリングのトレーニングを開始した。クリスマスが近づいた頃、レニーは1000ドルという賭金でビクター対フランキーの試合をセット・アップし、それが評判をよび、試合の行なわれる日、パラダイス・アレイはかけつけた客で熱気にむせかえった。いよいよ試合開始、実に23ラウンドに渡る死闘の結果、遂にビクターがダウンするが、判定に文句をつけたコスモに襲いかかったフランキーの態度を見て、ダウンしかけたビクターが起き上がり、フランキーの巨体を観容席に投け込んだ。勝った!リングの上で抱きあった3人の兄弟に観客の声援はいつまでも続くのだった。

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