花のようなエレ
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解説

南アルプスのオート・サボアに帰省した十七歳の少年ファブリスと、ギリシャ神話の女神と同じ名をもつ精神薄弱の美少女エレの恋を描く。製作はミシェル・ゼーメ、監督は「課外教授」のロジェ・ヴァディム、ヴァディム自身の小説をジャン・マイラントとモニーク・ランジュが共同脚色、撮影はクロード・ルノワール、音楽はフィリップ・サルドが各々担当。出演はグエン・ウェルズ、ディディエ・オードパン、ブルーノ・プラダル、マリア・モーバン、ジャン・クロード・ブイヨン、ロベール・オッセン、マリア・シュナイダーなど。

ストーリー

一九五一年、夏。眼の前にはモンブランの頂き、シャモニーの威容が間近に望むことができる南フランス、オート・サボワ。母のもとで楽しい夏季休暇を過ごすべくやってきた十七歳の少年ファブリス(D・オードパン)が、大きなカバンを下げて汽車から降りた。駅には車が出迎え、母エレーヌ(M・モーバン)と、母の友達だというフランソワ(J・C・ブイヨン)が乗っていた。一行は帰りがげに、酒場からファブリスの兄ジュリアン(B・プラダル)を乗せた。ジュリアンはインドシナ戦争のおちぶれた英雄。自ら志願した戦場だったが、失えるものをすべて失いその上、病だけを得て帰還し、もはやいやすべくもない心と体をもてあましていた。そんな兄と囲む食卓はおせじにも楽しいものとはいえなかった。ジュリアンは対独協力をした父をいまも許さず、さらに、母の友人と称してわがもの願で母の車を乗り廻すフランソワも許せなかった。翌日から彼は、雄大な美しいアルプスの自然の中を歩き廻った。そんな中で彼は、森のはずれにあるクレベール(R・オッセン)という男の家に住むエレ(G・ウェルズ)と偶然出会った。やがてエレが口もきけず耳も聞こえないこと、そしてエレというギリシャ神話の女神の名をもつことを知った。渓流で魚をとったり花をつんだりして楽しい一時を過ごす二人は、今まで経験したことのない心の通じあいを感じていた。数日後、ファブリスはエレを伴って山小屋にこもった。そこで偶然目撃してしまった母の情事は彼の心を傷つけ、ファブリスの心の寄り所は、もはや天使のように無邪気なエレだけだった。エレも彼に愛を感じ始めていた。ファブリスはエレに言葉を教え、ゲームを教えた。その楽しい時の流れを突然現われたジュリアンが破った。ジュリアンは、エレが何人もの山の男たちのなぐさみものになっていること、善悪の区別のつかないエレは、そのことを何とも思っていないことなどを露悪的に語った。ファブリスは、エレに対する冒とくを許すことができず兄に殴りかかった。山をおりた彼は、草原に倒れている母を見つけた。息子のように年若い恋人フランソワに捨てられた母の哀しみが、ファブリスの憎しみを消した。彼は優しく母を助け起こした。その頃、ジュリアンは滝に身を投じて自殺を計った。この世の醜悪さを呪う気力だけで生きてきた彼も、その醜悪さが他ならぬ自分自身であることを知った瞬間に、この世に訣別を告げた。別離はファブリスとエレの間にもやってきた。エレは、母の肩を抱きながら去っていくファブリスの後姿を見ながら、意を決したように反対の方向に引きかえしていった。今までのエレなら、どこまでもファブリスについていっただろう。エレは愛するという感情を知り、その哀しみも同時に知ってしまったのだ。ファブリスとエレの、短かかったが神話のようにひたすらやさしく美しい季節が、いま終ろうとしていた。...

キャスト

作品データ

原題 Helle
製作年 1972年
製作国 フランス
配給 日本ヘラルド映画

提供:株式会社キネマ旬報社

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