吐きだめの悪魔

劇場公開日:

解説

古い安物ワインを飲んだ浮浪者が続々と溶け、爆発するというホラー。製作・脚本はロイ・フランクス。監督はジム・ミューロー。撮影はデイヴィッド・スパーリング、音楽はリック・ウルフィック、特殊メイクはジェニファー・アスピナルが担当。出演はビル・チェピル、マイク・ラッキーほか。

1987年製作/アメリカ
原題:Street Trash
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1987年5月9日

ストーリー

ニューヨークのマンハッタン。ここの自動車廃棄場にフレッド(マイク・ラッキー)と弟ケヴィン(マーク・スフェラッツァ)が住んでいた。酒店主エド(M・ジャンゴ・クランチ)は地下の壁板の裏にあった60年前のワインを、1本1ドルで売り出す。このワインをフレッドがくすね、それをまた彼から盗んだ老人は飲んだら青い色のどろどろと化してしまう。ビルの非常階段で飲んでいた浮浪者が溶け始め、下を歩いていた男がその溶液をあびて同じ運命にあう。警官ビル(ビル・チェピル)がこの連続殺人事件の捜査に当たることになり、自動車廃棄場にすくう浮浪者どものボスのブロンソン(ヴィク・ノト)と対決する。廃棄場の持主は部下のウェンディ(ジェーン・アラカワ)が、ケヴィンにやさしくすることに怒るけど、彼女は一向に気にしなかった。マフィアのボス、ニック(トニー・ダロー)の情婦が酔っ払い、フレッドと一緒にオンボロ車の間の隠れ場でファック。のぞき見してた浮浪者どもがそのあと彼女を輪姦する。その死体を屍姦する廃棄場主。ヴェトナム復員兵のブロンソンは戦場の悪夢に悩まされ、狂気の如くふるまい、人骨で作ったナイフでビルを刺殺する。ブロンソンの情婦(ミリアム・ズッカー)、エドが例のワインを飲んで溶ける。ケヴィンとウェンディが抱きあってるところへ、ブロンソンが割り込み、ケヴィンを追いつめる。フレッドが例のワインをブロンソンになげつけ、ブロンソンを倒す。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0気持ち悪かった

2013年12月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

興奮

 2013年カナザワ映画祭で見た。変な酒を飲んで体が溶けるのがとんでもなく苦しそうでそんな死に方だけは嫌だと強く思った。

 クライマックスは非常にスリリングで盛り上がり、撮影がなによりとてもしっかりしていて、場面が気持ち悪い割に見やすかった。社会や世間にクソをぶっかけてやろうという気合が盛大に感じられる作品だった。

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吉泉知彦