バイオレント・サタデー

劇場公開日:

解説

個人の生活に入り込み彼らを操作しようとするCIAの陰謀を軸にしたスリラー。製作はピーター・S・デイヴィス、ウィリアム・N・パンザー。エグゼクティヴ・プロデューサーはマイケル・ティモシー・マーフィー、ラリー・ジョーンズ、マーク・W・ザヴァット。監督は「コンボイ」(78)以来5年ぶりのサム・ペキンパー。ロバート・ラドラムのベストセラー小説『オスターマンの週末』(角川書店、映画公開にあわせて『バイオレント・サタデー』と改題して角川文庫に収録)をイアン・マスターズが潤色し、アラン・シャープが脚本化している゜撮影はジョン・コキロン、音楽はラロ・シフリンが担当。出演はルトガー・ハウアー、ジョン・ハート、クレイグ・T・ネルンン、バート・ランカスターなど。日本版字幕は岡枝慎ニ。デラックスカラー、ビスタサイズ。1983年作品。

1983年製作/アメリカ
原題:The Osterman Weekend
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1984年6月9日

ストーリー

スイスのとあるホテルの一室。男と女が抱き合っている。男がシャワーを浴びている間に数人の男たちが侵入し、女を殺害する。そのシーンをTVでモニターしながら、CIA長官ダンフォース(バート・ランカスター)と側近ステニングスが話している。その会話から、男はCIA部員のファセット(ジョン・ハート)、女はその妻で、KGBのスパイだったことがわかる。男たちはKGBの派遣した殺し屋で、この殺人をダンフォースがKGBと取引して承認したことも判明。ファセットは妻の仇を追い求めて、その間にオメガという組織にぶつかる。オメガとKGB部員ミケロヴィッチがつながっていることを力説し、オメガの実態を明らかにする仕事を自分にやらせてほしいとファセットは長官に訴える。長官の承認を得たファセットは、オメガの3人のうち1人を転向させる作戦を始める。3人とは証券市場のエキスパートのジョセフ・コルドーン、外科医のリチャード・トレメイン(デニス・ホッパー)、TVの放送作家バニー・オスターマン(クレイグ・T・ネルソン)で、3人の友人でTVキャスターのジョン・タナー(ルトガー・ハウアー)の家で週末を過ごすことになっていた。タナーはダンフォースがTV出演することを条件に、転向作戦に協力することにした。里速、CIAがタナー邸にTVモニターを設置する。タナーは安全のため、妻アリと息子スティーヴを実家に帰そうとするが、空港で2人は何者かに誘拐されそうになり、CIAの手で救い出される。彼らがやって来た。トレメインは麻薬中毒の妻ヴァージニア、コルドーンは明るい妻ベティを同伴している。皆でビデオをみているうちに、Ωのマークが写り、男2人はどきっとし、タナーは現像所の手違いだろうとかわす。3人は動揺し、亀裂が入り始めた。タナーは森の中においてあったTV中継トラックの中で、ファセットに会う。タナーの後を尾行して来たオスターマンをCIAが狙う。トレメインとコルドーン夫婦はキャンピング・カーで逃げ出し、アリとスティーヴは弓矢を手に森に逃げ込む。タナーとオスターマンは対決し、オメガはスパイ組織ではなく脱税組織ということが分る。トレメインら4人の乗ったキャンピング・カーはファセットの手で爆破された。ファセットはアリとスティーヴをさらい、タナーに「妻を殺したダンフォースに復讐する手伝いをしろ」と命ずる。TV局ではタナーがカメラの前に向かい、ダンフォースに対する質問をカメラに収めている。ディレクターはオスターマンだ。この番組の中で、タナーは妻子を救出しファセットを倒すシーンを放映。ファセットは死ぬ前にCIA長官の欺瞞を暴露し、ダンフォースのあわてるさまがTVで放送される。(20世紀フォックス配給*一時間四二分)

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0細菌兵器

2018年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy
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