ハートに火をつけて(1989)

劇場公開日:

解説

殺人現場を目撃した女性と彼女を消すために組織から送り込まれた殺し屋の愛と逃避行を描く。エグゼクティヴ・プロデューサーはスティーヴン・ルーサーとミッチェル・キャノルド、製作はディック・クラークとダン・ポールソン、「カラーズ 天使の消えた街」のデニス・ホッパー(アラン・スミシー)が監督および主演を担当、脚本は原作のレイチェル・クロンスタッドマンがアンルイス・バーダッシュらと共に執筆、撮影はエド・ラックマンがあたっている。共演はジョディ・フォスターほか。監督も務めたデニス・ホッパーが製作会社の無断編集に抗議したためアラン・スミシー名義となっている。後にホッパーが編集したヴァージョンが「バックトラック」のタイトルで公開された。

1989年製作/99分/アメリカ
原題:Catch Fire
配給:アスキー映画
劇場公開日:1991年5月3日

ストーリー

大きな個展を控えた夜、ロサンゼルスで現代アートを手掛けている芸術家のアン(ジョディ・フォスター)は偶然マフィアの殺人現場を目撃した。その場からかろうじて逃げることはできたが、マフィアに追われボーイフレンドのボブ(チャーリー・シーン)が間違えられて殺されてしまう。身の危険を感じたアンは全てを捨てて姿をくらますが、彼女の逃走を知った組織のボス、カレリ(ジョー・ペシ)はプロの殺し屋マイロ(デニス・ホッパー)を雇い入れ彼女を追わせる。一方マフィア壊滅を企てるFBI捜査官ポーリング(フレッド・ウォード)もアンを追った。マイロは情報収集のためアンの部屋に忍び込むが、アンの黒い下着をまとったスナップを見たことから彼女への愛が芽生える。その頃アンはシアトルの広告代理店で新しい生活を送っていたが、ある口紅の広告がアンの手によるものであることを見抜かれ、居所を突き止められる。アンはニューメキシコの田舎町へ逃亡するが、ついにマイロに捕まってしまう。銃口を向け、死ぬか俺の女になるかを迫るマイロにアンはやむなく言いなりになる。と同時にマイロはアンの本当の愛を得ようと必死になり、とまどい呆れるアンであったが、次第にマイロの純粋な気持ちに惹かれていく。そして組織から逃れようとする2人は、一計を案じて、幹部を工場におびき寄せ、爆破事故を起こして彼らを倒し、無事逃げて行くのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5電光掲示板

2020年4月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

萌える

単にジョディ・フォスターとイチャつきたかっただけ?のようにも取れる、デニス・ホッパーの変態性が「ブルーベルベット」での"フランク・ブース"の役から抜け切れていないかのように!?

再編集を拒んだ「ラストムービー」から約二十年?今度は勝手に編集されたアラン・スミシー名義でのデニス・ホッパー監督作。

J・フォスターは「告発の行方」でのオスカーが先か?この後すぐに「羊たちの沈黙」で紛れもない名女優の称号を、ジョー・ペシは「グッドフェローズ」でオスカーを、ジョン・タトゥーロはカンヌで男優賞を「バートン・フィンク」で、呆気ないチャーリー・シーンは「ホット・ショット」で再ブレイク?

この豪華キャスト陣が本作の出演後に成功している訳で、少しズレていたら誰もがオファーを断っていたのでワ?D・ホッパーに付き合わされた結果、誰も得していないような!??

意味不明なボブ・ディランの登場に「ストレート・トゥ・ヘル」で意気投合したか?サイ・リチャードソン含め、D・ホッパーの影響力は時代が過ぎても変わらずなカリスマ性で。

物語は単純明快にツッコミどころ満載で、前半のサスペンスからイチャイチャしているだけの逃避行が繰り広げられる後半と、ジャンルムービーとしての面白味も無く退屈感は否めない。

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