バーチャル・ウォーズ

劇場公開日:

解説

先端テクノロジー、バーチャル・リアリティ(人工現実感)の被験者となった青年の数奇な運命を、コンピュータ・グラフィックスを駆使して描くSF作品。原作はスティーブン・キングの短編『芝刈り機の男』。製作はジメル・エヴェレット、監督はブレット・レナード、脚本はエヴェレットとレオナードの共同、撮影はラッセル・カーペンター、音楽はダン・ワイマン、コンピュータ・アニメはXAOS(カオス)プロが担当。

1992年製作/アメリカ
原題:The Lawnmower Man
配給:松竹富士フジエイト・SPO
劇場公開日:1992年7月18日

ストーリー

ローレンス・アンジェロ博士(ピアース・ブロスナン)は研究施設サイバーテックでバーチャル・リアリティ(V.R.)を使ったチンパンジーの知能開発を研究していた。しかしその資金を援助している国防省管轄下の組織ショップが、研究を軍事目的に利用していることにうんざりし、研究所を辞め、近所に住む精神遅滞者の青年ジョーブ・スミス(ジェフ・フェイヒー)の知能促進を計画する。博士の手によってジョーブの知能は急成長し、マーニー(ジェニー・ライト)という少女に恋するまでになる。アンジェロはさらに開発を進めるため、サイバーテックの施設を借り研究を開始する。だがショップが軍事目的のための戦闘用プログラムをジョーブに施したため、彼は自分自身でコントロールできないほどのメンタル・パワーに目覚めてしまった。その力で次々と殺人を重ねるジョーブ。ショップの策略に気付いたアンジェロは、ジョーブの救出をはかるが、ジョーブはシステムの中でさらなる変容を遂げ、電脳世界だけの存在となって、全世界の通信回線に消えていった。世界征服の野望を果たすために。

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