ハーヴェスト

劇場公開日:

解説

南米を訪れた男が、臓器売買が絡んだ奇怪な事件に巻き込まれていく姿を官能描写を交えて描くサスペンス・スリラー。新人デイヴィッド・マルコニーが、自身の体験を元に執筆した脚本を映画化した監督デビュー作。製作は『ハロウィン・インベーダー』(V)のジェイソン・クラークと「セックスと嘘とビデオテープ」のモーガン・メイソン。撮影は「赤い薔薇ソースの伝説」のエマニュエル・ルベスキ、音楽はデイヴ・アレンとリック・ボストン、美術はJ・レイ・フォックスがそれぞれ担当。主演は「張り込みプラス」のミゲル・フェラーと「氷の微笑」のレイラニ・サレルで、撮影後、2人は結婚した。共演は「ミセス・ダウト」のハーヴェイ・ファイアスティン、「刑事ニコ 法の死角」のヘンリー・シルヴァ、ロック・グループ、TOTOのスティーヴ・ルカサーら。

1993年製作/アメリカ・イギリス合作
原題:The Harvest
配給:オンリー・ハーツ=アスク講談社
劇場公開日:1994年9月23日

ストーリー

ハリウッドの脚本家、チャーリー(ミゲル・フェラー)は、書き上げたシナリオがプロデューサーのボブ(ハーヴェイ・ファイアスティン)に気に入ってもらえず、ボブに現地へシナリオ・ハンティングに行けとプレッシャーをかけられる。彼は脚本家生命を賭けた最後のチャンスとしてメキシコのリゾート地、コスタ・アスールへ向かう。彼は現地で起こった連続殺人事件の取材をし、それを映画に生かそうとしていた。詳しい情報を得るためナイトクラブへ向かっい、。彼はそこで、一度リゾートホテルで見かけた美女ナタリー(レイラニ・サレル)と出会う。2人は深夜の浜辺へと向かうが、チャーリーはひとりになった隙に何者かに誘拐された。数日後、彼が見知らぬ倉庫の中で目覚めると、腕には点滴の管が差し込まれ、背中には大きな傷があった。やっとの思いでその場を逃げだした彼は病院にたどり着き、片方の腎臓が摘出されていることを知らされる。警察で本部長のトポ(ヘンリー・シルヴァ)の事情聴取を受けた彼は、ガズマン(アンソニー・ジョン・デニソン)という男に狙われる。チャーリーは背後に大がかりな臓器売買組織が存在することを知り、それを探ろうとする。ナタリーと再会した彼は彼女と愛し合い、自分の家へ連れていく。追ってきたガズマンは、もう片方の腎臓を得るため彼をさらおうとし、ナタリーも一味だと言う。チャーリーとナタリーは協力して一味を倒した。チャーリーは彼女と別れを告げたが、果して本当に彼らの仲間だったのかは分からなかった。事件が終わってボブに電話するとシナリオを採用するという。だが、チャーリーの腎臓はボブに移植されていた。全ては腎臓を得るために彼の仕組んだ計略だった。

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