眠れる森の美女(1959)

劇場公開日:

解説

チャイコフスキー作曲の古典バレエ「眠れる森の美女」をディズニーが長篇漫画映画にした。日本語版の配役は、オーロラ姫(歌・牧三都子、声・高田敏江)フィリップ王子(歌・砂川稔、声・宮本昭夫)マレフィセント(北林谷栄)フローラ(長倉茂子)フォーナ(長岡輝子)メリーウェザー(堀越節子)ステファン王子(栗本正)同王妃(松田トシ)ヒューバート王(中村哲)製作監修ケン・ピーターソン。

1959年製作/75分/アメリカ
原題:Sleeping Beauty
配給:日本RKO
劇場公開日:1960年7月23日

ストーリー

昔々のお話。ステファン王にやっと王女が生まれた。オーロラと名づけた。祝の宴に隣国のヒューバート王がフィリップ王子を連れてきた。フィリップとオーロラの婚約を発表するつもりだった。3人の妖精フローラ、フォーナ、メリーウェザーが来て、魔法の棒を振って贈物をした。魔女マリフィセントは招待されぬのを怒り、大変な贈り物をした。”姫は16歳の夕方糸車の針に指を刺されて死ぬ!”メリーウェザーは恐れる王らを慰め、贈物をした。”死なずに眠るだけ、恋人の接吻が呪いを破る”――王は国中の糸車を全部焼かせた。妖精たちは姫を百姓女に変装させ、ブライア・ローズと名づけ、森の中の木こり小屋で育てた。魔女は姫の行方を探した。が、間抜けな手下どもは16年間、赤ん坊ばかりを探したのである。――16歳の誕生日に、妖精たちはパーティの支度に禁じていた魔法の棒を使い、その光を魔女の烏が見つけた。ローブの歌う歌にひかれて、フィリップ王子か森に来て、2人は仲良くなった。城に帰ったフィリップは、オーロラとの結婚式の前に森で会ったローズと結婚すると言うと駆け去った。妖精たちはローズに本当の身の上を話し、結婚式のために城へ連れ帰った。姫は、森の若者が忘れられなかった。魔女が姫を塔の頂上に連れ去り、針を刺した。姫は眠った。妖精たちは悲しみ、眠りの光をばらまいた。城中が眠りにおちた。妖精たちは森の若者こそ王子と気づき、小屋へ引き返した。が、王子は魔女の手下のために禁断の山の城に閉じこめられていた。城に忍びこみ、助け出すが、魔女に見つかった。竜に変わって襲いかかる魔女を、王子は『真実の剣』で倒した。悪い魔女は死んでしまった。王子の接吻で姫は眠りから覚め、結婚式はめでたく行われた。

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スタッフ・キャスト

総監督
監督
クライド・ジェロニミ
エフェクト担当演出
エリック・ラーソン
アクション担当演出
ウォルフガング・ライザーマン
演出
レス・クラーク
脚本
アードマン・ペナー
追加脚本
ジョー・リナルディ
ウィンストン・ヒブラー
ビル・ピート
テッド・シアーズ
ラルフ・ライト
ミルト・バンタ
原作
シャルル・ペロー
製作
ウォルト・ディズニー
ロイ・O・ディズニー
レイアウト
McLaren Stewart
Don Griffith
バジル・デビドビッチ
ジョー・ヘイル
ジャック・ヒューバー
トム・コドリック
アーニー・ノードリ
ビクター・ハボウシュ
ホーマー・ジョナス
レイ・アラゴン
チャック・ジョーンズ
作画監督
ミルト・カール
フランク・トーマス
マーク・デイビス
オリー・ジョンストン
ジョン・ラウンズベリー
撮影
ボブ・ブロートン
美術監督
ドン・ダグラディ
ケン・アンダーソン
背景
フランク・アーミテイジ
アル・デンプスター
Bill Layne
ディック・アンソニー
リチャード・H・トーマス
Thelma Witmer
Ralph Hulett
フィル・モットーラ
アンソニー・リッツォ
美術設定
アイヴァンド・アール
音楽
ピョートル・チャイコフスキー
録音
ロバート・O・クック
ミキサー
イブリン・ケネディ
音響監修
C・O・スライフィールド
編集
ロイ・M・ブリューワー・Jr.
ドナルド・ホーリデイ
編曲
ジョージ・ブランス
合唱編曲
ジョン・ラリッグ
オーケストラ指揮
フレデリック・スターク
音楽編集
イブリン・ケネディ
製作担当者
ハリー・タイトル
特殊効果
アブ・アイワークス
ユースタス・ライセット
エフェクト原画
ボブ・エイブラムス
Dan MacManus
Jack Boyd
ジョシュア・メドール
ジャック・バックリィ
エフェクト原画補
ドース・A・ランファー
原画
ハル・キング
ブレイン・ギブソン
ケン・ハルトグレン
ジョージ・ニコラス
ヘンリー・タナウス
ハル・アンブロ
John Sibley
ハーベイ・トゥームズ
ロバート・W・ヤングィスト
ジョン・ケネディ
ドン・ラスク
ボブ・カールソン
フレッド・コピエッツ
エリック・クレウォース
ケン・オブライエン
動画
ドン・ブルース
チャック・ジョーンズ
フィル・ローマン
作画補正
フロイド・ノーマン
色彩設計
トム・オレブ
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受賞歴

第32回 アカデミー賞(1960年)

ノミネート

作曲賞(ミュージカル) ジョージ・ブランス
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映画レビュー

4.0古典御伽噺

2024年3月3日
iPhoneアプリから投稿
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ままま

4.0たまにはロマンチックなお伽話もよいね〜

2023年12月27日
iPhoneアプリから投稿

オープニングの主題歌が流れた時点で一気に心を掴まれる!
全体を通して、お伽話の絵本の世界の雰囲気があって、シーンの切り替えで絵本のページをめくる描写があったり、絵本のタッチのようなイラストだったり、新鮮な気持ちで見れた!

オーロラ姫、あんまりちゃんとキャラクターとして認識したことがなかったんだけど、素敵なキャラクター…!セリフこそ少なく、歌ってる時間と眠ってる時間の方が多いなってかんじだけど、優美な所作や大人っぽい声、素敵な歌声、動物達と触れ合うときの優しい顔つき、女の子の憧れが詰まった女性だなぁと思った☺️

あとは、マレフィセントが妖艶で不気味でヴィランとしてとっても魅力的なだった!!あんな、ドラゴンみたいになるんだね!イバラで囲われてる描写とか、緑の魔力に引き寄せられて階段を登っていくシーンとか、なんとなく知ってるものもあったから、「あ!こういうことだったんだ!」「ここででてくるのか!」となるほど〜と思いながら観てた!笑

オーロラ姫もマレフィセントも妖精も、まぁフィリップ王子とかも魅力的なではあったんだけど、やっぱりディズニーさんは動物の表情や動きを描くのがめちゃくちゃうまいよな〜と思いました!笑

雲の上で踊るラストシーンは見たことあったけど、あんな素敵な演出になるのね〜!ほんと、ロマンチックなお伽話を垣間見たって感じで、ずっとニマニマしてた!今、時代的に、プリンセス作品が批判的に話されることも多いけど、うんうんこういうお話も良いよねって素直に素敵だなって思った!

1937年に白雪姫、1950年にシンデレラ、そして1959年に眠れる森の美女…と、ディズニープリンセス作品3作目の本作!思い返して比べてみると、ストーリーも絵もキャラクターの魅力も、どんどんとブラッシュアップされていてさすがのディズニーさんです!
アクションシーンや塔に忍び込むドキドキのシーンもあったりして、ストーリーもばっちり面白かったです!

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とも

4.0オーロラ姫のドレスはピンクかブルーか

2023年10月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

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ももえもん

4.0大人っぽくてすごく綺麗なオーロラ姫。 オーロラ姫と王子様の出逢いも...

2022年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

大人っぽくてすごく綺麗なオーロラ姫。
オーロラ姫と王子様の出逢いもロマンチックですごく女の子にとっては憧れですね。
2人を助ける3人の妖精たちも観ていて楽しいし、やり取りが可愛らしい。
マレフィセントもディズニーの悪役の中でも恐いです。
この昔ながらの手描きの映画は今にない元来のアニメーションの良さがあって、昔のディズニーらしいしやっぱり好きだなぁ。

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よっしー

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