ネネットとボニ

劇場公開日:

解説

両親の別居で別れて暮らしていた兄妹の再会と微妙な共同生活をナイーヴなタッチで綴った一編。監督は「パリ、18区、夜。」のクレール・ドゥニ。脚本はドゥニとジャン=ポール・ファルジョーの共同。撮影は「パリ、18区、夜。」のアニエス・ゴダール。音楽は英国のロックバンド、テンダースティックス。主演は「ビフォア・ザ・レイン」のグレゴワール・コランと新鋭のアリス・ウーリ。共演は「私の男」のヴァレリア・ブルニ=テデスキ、「気まぐれな狂気」のヴィンセント・ギャロほか。

1996年製作/103分/フランス
原題:Nenette et Boni
配給:キネティック
劇場公開日:1998年10月31日

ストーリー

マルセイユ。19歳のボニ(グレゴワール・コラン)は、幼い頃に両親が別居、父親は妹のネネットを連れ、ボニは母親と暮らしていたが、その母の死後は移動屋台のピザ屋で生計を立てながら、母が残した家でひとり暮らしていた。思春期のボニは毎晩パン屋の豊満な若妻(ヴァレリア・ブルニ=テデスキ)を犯す夢を見ている。そんなある日、寄宿学校から逃げ出してきたネネット(アリス・ウーリ)が転がり込んでくる。ネネットは15歳。久しぶりに再会した兄妹だが、ボニは父を憎んでおり、妹に対しても母の死に目にも来なかったことで恨んでいた。はじめは気に障り妹を追い出したボニだが、翌日現れたネネットから自分は妊娠していると告げられ、心が動く。彼はネネットを産婦人科に連れて行き、5カ月だと知らされた。妹の妊娠が彼の空虚な生活を少しずつ満たしていく。だが、ネネットが子供を里子に出すと言うのを聞いてボニがそれを罵倒すると、ネネットは風呂場で子供を堕ろそうとする。それを制止するボニ。こうして迎えた出産の日。ボニは赤ん坊を抱き、温かい気持ちに包まれた。

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映画レビュー

4.0愛を知らなければ母性(父性)は目覚めない?

2012年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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Chemy
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