ニューヨーク 一攫千金

劇場公開日:

解説

難攻不落の金庫をめぐって金庫破りのプロとアマが争うコメディ。製作指揮はトニー・ビル。監督は「シンデレラ・リバティー かぎりなき愛」のマーク・ライデル。撮影はラズロ・コヴァックス、音楽はデウィッド・シャイアが各々担当。出演はジェームズ・カーン、エリオット・グールド、マイケル・ケイン、ダイアン・キートン、チャールズ・ダーニング、レスリー・アン・ウォーレンなど。日本語版監修は高瀬鎮夫。カラー、パナビジョン。1976年作品。

1976年製作/アメリカ
原題:Harry and Walter Go to New York
配給:コロムビア映画
劇場公開日:1976年11月20日

ストーリー

1892年。コンコード刑務所に2人の売れないヴォードヴィリアン、ハリー(ジェームズ・カーン)とウォルター(エリオット・グールド)が護送されてきた。2人はそこで、金庫破りの名人アダム・ワース(マイケル・ケイン)の召使いにさせられる。ワースは豪華な特別室におさまり、刑務所長、看守を顎で使っているのだ。彼は腹心のチャトワースがもってきたマサチューセッツ州ローウェルの銀行になる金庫の青写真をカーテンの裏に貼って研究をはじめる。その頃ニューヨークの左系新聞アドヴォケイトの記者リサ・チェストナット(ダイアン・キートン)が取材に訪れた。ハリーはこっそり青写真をリサの助手のカメラで撮ったのだが、マグネシウムの火がカーテンに引火して青写真は燃えてしまった。怒ったワースは看守に命じて2人を石材場に追いやる。ハリーがそこからニトログリセリンを持ち出し、2人は刑務所の門を破って逃走。ニューヨークに着き、アドヴォケイトで青写真を撮ったネガを入手。だが、出所してきたワースに見つかって取り上げられる。現像した写真を前に、リサはワースに対抗して金庫破りをすること、但し金は社会正義のために使うことを提案。ハリー、ウォルター、アドヴォケイトのスタッフも賛成し、一同はローウェルに向かう。銀行の上の部屋からトンネルを掘りはじめる。ところが隣の部屋へ銀行の頭取ルーファス・T・クリスプ(チャールズ・ダーニング)が女を連れこみ、けしからぬ振舞におよぼうとしていた。頭取がいてはトンネルが掘れないので、リサは頭取に巧みに近より翌日の夜、2人でオペレッタ「愛の王国」を見に行く。主演がワースの恋人グロリア・フォンテーン(レスリー・アン・ウォーレン)なのに気が付いたリサが楽屋をさぐると、やはりワース一味がいた。彼らは劇場の地下室から銀行までトンネルを掘り、次の日のショーが終ったら金庫破りを決行する計画とわかる。リサ達は先手をうって劇場にしのびこみ、ショーの途中に金庫をあけようとする。なかなか金庫はあかず、ショーは終りそうになる。ハリーとウォルターが衣裳をつけて舞台に加わる。オペレッタは、めちゃくちゃになるがそれまで退屈であくびを噛み殺していた観客に大いにうける。みごと大金を盗み出したリサ、ハリー、ウォルターらはニューヨークに戻った。そこで彼らと再会したワースは、いさぎよく敗北を認めるのだった。(コロムビア映画配給1時間52分)

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