ナタリーの朝
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解説

劣等感に悩んでいた少女の、ブルックリンの片隅で花ひらいた恋の歓びを描く青春物語。監督は「奇跡の人(1979)」の製作で有名なフレッド・コー。この映画の製作者でもあるスタンリー・シャピロのオリジナル台本を、A・マーティン・ツウェイバックが脚色。撮影はアーサー・J・オーニッツ、音楽は「いつも2人で」のヘンリー・マンシーニ、美術をジョージ・ジェンキンスがそれぞれ担当。出演はパティ・デューク、ジェームズ・ファレンティノ、マーティン・バルサム、ナンシイ・マーチャンドなど。デラックスカラー、スタンダード。1969年作品。

ストーリー

ナタリー(パティ・デューク)は、6歳の時に近所の悪童にからかわれて以来、自分の容貌に劣等感を抱いていた。そんな彼女も、今では父(フィル・スターリング)と母(ナンシー・マーチャンド)の愛に育まれて年頃の娘に成長した。だが、クラスで一番に美人ベティ(デボラ・ウィンタース)にさそわれたパーティで、彼女は相手の男の子に嫌われ、ますます劣等感が強くなっていった。そうしたナタリーを“小さな女王様”と呼んでくれるハロルド叔父さん(マーティン・バルサム)がいた。叔父さんはいつもやさしく彼女を迎えてくれたが、やがて婚約者のグラマーな女シャーリー(S・ジェンス)を紹介された時、ナタリーは、叔父さんへの信頼が心の中で崩れるのを知った。だが、叔父さんの突然の病死により、はからずも、彼女はシャーリーのやさしさを知り心打たれる。やがてカレッジに進んだナタリーは、造反運動に参加して退学となる。そしてある日、彼女は両親の反対を押しきり家を出て、自分の人生を探すためグリニッチ・ビレッジに居を定める。その日から、自由と冒険の快適な日々が始まった。そんなある日、画家志望の青年デビッド(ジェームズ・ファレンティノ)に出会い、モデルを頼まれた彼女は、しだいに自分の容姿に自信をもちはじめる。やがて愛し合うようになった2人は、一夜結ばれる。自分の顔へのこだわりを捨てたナタリーは、級友ベティの結婚式に出かけたが、そこでみたのは、金のために生きるベティの欺瞞的な姿であった。いまさらのように、自分たちの真実の愛の幸福をかみしめるナタリー。だが、その帰りを待っていたのは、以外にもデビットの美しい妻であった。失望のあまりの大きさのため、彼女は入水自殺をはかったが、失敗に終わる。気持をとり直した彼女は、心からの愛を誓うデビットをおいてバイクで出発する。いまや生きる力と、輝かしい青春の明日を手中にした彼女の行く先は、なつかしい両親の待つわが家であった。(東和配給*1時間52分)...

作品データ

原題 Me, Natalie
製作年 1969年
製作国 アメリカ
配給 東和

提供:株式会社キネマ旬報社

受賞歴

第27回 ゴールデングローブ賞(1970年)

受賞
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) パティ・デューク

DVD・ブルーレイ

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