ながれ者

劇場公開日:

解説

マーガレット・フィッツの原作をフィット自身とリチャード・アラン・シモンズが共同脚色、「たくましき男たち」のラウール・ウォルシュの監督した西部活劇。主な出演者は「たくましき男たち」のクラーク・ゲーブルをめぐって「黄金の腕」のエレノア・パーカー、それにジーン・ウィレス、バーバラ・ニコルズ、サラ・シェーンの新人。「明日泣く」のジョー・ヴァン・フリートが助演する。

1956年製作/アメリカ
原題:The King and Four Queens
配給:ユナイト提供・松竹配給
劇場公開日:1957年5月31日

ストーリー

お尋ね者、6連発銃の名手ダン・キーホー(クラーク・ゲーブル)は追っ手を逃れ西部の町タッチ・ストンに来たが、宿でふと悪名高きマクデード兄弟の噂を耳にした。2年前、マクデードという4人兄弟が10万ドルの金を強奪したが、警察に家を爆破され3人が爆死、1人だけが逃げ去った。しかし焼跡からは金貨が現れず今もって隠し場所が分らない。欲の深い連中が現場へ金を探しに行くが、兄弟の母マー(ジョー・ヴァン・フリート)の怒りに満ちたライフル銃の連射に尻尾をまいて下がるばかりというのだ。ダンは早速マーの家に乗り込んだ。彼もマーの銃に射たれるが、負傷の身を彼女の手で家へ運ばれた。マクデード兄弟にはそれぞれ妻があったが、その4人はマーと共に暮らしていた。マーは男に餓えた若い女ばかりのいる家にダンがいるのは危険だと、女たちにダンへの接近を禁じた。しかし4人の若妻たちは退屈な生活にいら立ち、その中のルビイ、バーディ、オラリイはダンを誘惑し始めた。4番目のサビナ(エレノア・パーカー)だけが冷淡だったが、それがかえってダンの興味をひいた。ある日、保安官がマーの家に男がいると聞き、兄弟の生き残りかと調べにきた。ダンを見て失望したが怪しい男として連行しようとした。だがダンは、マーの家に置いてくれれば兄弟の生き残りが来た時すぐ教えてやる、と言って保安官を帰した。やがてダンは、マーの家の中に金貨の隠し場所を見つけた。彼は金貨を持って逃げることにしたが、それにサビナが同行を申し出た。サビナは実は兄弟の妻でなく、金貨の話を知って奸計を用い、妻と称してマーの家に入りこみ、このチャンスを狙っていたという。2人の策士は意気投合、逃走にかかった。が、これを悟った保安官がダンを追う。ダンは追い詰められ、遂に勝味のないのを知った。そこで彼は金貨を戻し、謝礼金5000ドルを受取った。しかし彼の身に最早追っ手はなく、サビナと新しい世界へ出発した。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る