友達(1988)

劇場公開日:

解説

見知らぬ人たちの介入によって自由を束縛されてしまう男の不条理の恐怖を描く。安部公房の同名戯曲の映画化で、エグゼキュティヴ・プロデューサーは堤清二と佐藤亮一、クラース・ウロフソン、カティンカ・ファラゴー、製作は松江陽一とボルイェ・ハンソン、監督・脚本は本作品がデビュー作となるシェル・オーケ・アンデション、撮影はペーテル・モクロシンスキーが担当。出演はデニス・クリストファー、レナ・オリンほか。

1988年製作/87分/スウェーデン・日本合作
原題:Friends
配給:シネセゾン
劇場公開日:1989年12月16日

ストーリー

有能な弁護士助手のジョン(デニス・クリストファー)は、婚約者サリー(エディタ・ブリクタ)との仲を始めとして万事快適な生活を送る独身貴族だった。ところがある日、そんな彼のもとに6人の見知らぬ家族がやって来て彼の部屋に住み出してからというもの、その暮らしが崩壊し始める。ジョンは警察に通報し、また抵抗もするが、彼らの孤独は良くないという論理の前では全てが無駄に終る。やがてジョンの仕事は次第に不調になってゆき、またサリーとの関係もぎくしやくしたものとなる。しかし最初はおしつけがましいと思っていた彼らの態度のペースに、ジョンはだんだん引きずられてゆく。いつしか彼は一家の次女ボニー(ヘレーナ・ベリーストロム)に魅かれ、彼女と一緒にここを出て行きたいと秘かに計画するが、ある日ジョンが長女スウ(レナ・オリン)と関係しているところをボニーに目撃される。彼女は一家にジョンの計画を暴露し、彼らはジョンを軟禁する。ある日一家が出かけた後で、留守番として残ったボニーに戒を解かれたジョンは、彼女と屋上に登り、そして幻覚のうちに身を投げる。数日後、ジョンの時と同じ手口で別の男性の部屋を訪ねる一家の姿があるのだった。

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