天才悪魔フー・マンチュー

劇場公開日:

解説

世界支配をもくろむ東洋の怪人フー・マンチューと、ロンドン警視庁の警部の対決をコメディ・タッチで描く。製作総指揮はヒュー・ヘフナー、製作はゼヴ・ブラウンとリランド・ノーラン、監督はピアーズ・ハガード、脚本はピーター・セラーズ、ジム・モロニーとルディ・ドクターマン、撮影はジャン・トゥールニエ、音楽はマーク・ウィルキンソンが各々担当。出演はピーター・セラーズ、へレン・ミレン、デイヴィッド・トムリンソン、シド・シーザーなど。

1980年製作/アメリカ
原題:The Fiendish Plot of Dr.Fu Manchu
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1980年12月20日

ストーリー

1933年。ヒマラヤのとある宮殿で誕生パーティが開かれていた。祝福されているのは、宮殿の主フー・マンチュー博士(ピーター・セラーズ)だ。犯罪組織サイ・ファン率いる彼は、その名を世界にとどろかせていた。その日で168歳を迎えるフーのその長寿の秘訣は、世界の秘宝とされているダイヤモンドをミックスしてつくった秘薬エリ・ビタを飲んでいるからだ。しかし、彼の部下の1人が、大切なエリ・ビタをだいなしにしてしまい、再びダイヤモンドを獲得しなくてはならなくなる。目ざすはレニングラードの星と、それとツイをなすキャナリー。キャナリーは、今、ロンドン塔の宝石館に所蔵されている。ソビエト博物館からレニングラードの星を盗み出したフーは、ロンドンへと飛んだ。スコットランド・ヤード(ロンドン警視庁)では警視総官らがキャナリー盗難をふせぐ対策にのり出していた。そして、かつてフー・マンチューと対決して名を高めたネイランド・スミス(ピータ・セラーズ)に相談をもちかけた。犯行をフーの仕業だとにらんだスミスは、女警部アリス(ヘレン・ミレン)に協力をたのみ、王妃の替え玉に仕立て、第1の難関を通りぬけた。やがて、宝石館に乗り込み、まんまとキャナリーを手にしたフーはヒマラヤに戻るが、何とそれはニセモノで、ホンモノはスミスがもっていた。気球でヒマラヤにやって来たスミスは、キャナリーとひきかえに、フーが盗んだ宝石類を取り戻し、さらに、フーは、ソビエトにも顔が立つように、偽のレニングラードの星を作り渡した。かくしてエリ・ビタをつくったフーは、それを飲んで若返り、スミスにも飲ませた。歌手を夢見ていたフーは、若返った勢いでプレスリーばりにロッカ・フーを歌うのだった。

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