デデという娼婦

劇場公開日:

解説

「奇蹟は一度しか起らない」「革の鼻」(共に未輸入)等の数作で戦後一躍名をなしたイヴ・アレグレ監督の本邦公開第一作でアシェルベ(「望郷」)の小説をアレグレと「すべての道はローマへ」のジャック・シギュールが協力して脚色した。台詞はシギュルの担当である。「マルセイユの一夜」のイヴァン・ブルゴアンが撮影を、「栄光への序曲」のルイ・ベーツが音楽を受持った。出演者は「二百万人還る」のベルナール・ブリエ、「肉体の冠」のシモーヌ・シニョレ、「賭はなされた」のマルセル・パリエロ(近頃監督もしている)、「キリマンジャロの雪」のマルセル・ダリオ、ジャーヌ・マルカン(「二百万人還る」)など。

1947年製作/フランス
原題:Dedee d'Anvers
配給:映配
劇場公開日:1953年3月3日

ストーリー

娼婦デデ(シモーヌ・シニョレ)は情夫のマルコ(ダリオ)に引きずられてフランスからベルギーに流れ、アントワアプの酒場“ビッグ・ムウン”で働いていた。ある月曜日お客と一緒に食事を済ませ自動車で送られてくる途中水夫たちの喧嘩に出会い、そこでフランチェスコ(マルセル・パリエロ)という貨物船の船長と知り合った。彼は“ビッグ・ムウン”の主人ルネ(ベルナール・ブリエ)の友人で、翌日酒場にやってきた。マルコを嫌うデデとその立場に同情するフランチェスコとの仲は急速に接近し、二人は小さなホテルに一夜を明かした。フランチェスコはルネと共同で武器の密輸をしていたがデデと一緒に此処を離れようと約束した。酒場に帰ったデデがルネにそのことを話すとルネも賛成し邪魔なマルコを追い出してくれた。その夜フランチェスコは最後の積荷を終えてデデに電話をかけようと波止場へきたところ、待伏せていたマルコのピストルで殺された。知らせをうけたルネとデデは汽車で逃げようとしたマルコを駅で捉え人気のない波止場へ連れ出した。ルネはピストルで殺そうとしたがデデにとめられたので殴り倒した。昏倒したマルコを電車線路の上に横わらせ、ルネとデテを乗せた車はマルコの体を轢いて遠ざかっていった。

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