抵抗の詩
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解説

十数名の子供たちを主人公に、詩的な描写の中に反戦への激しい意志を示した作品。監督・脚本は新人トーリ・ヤンコヴィッチ、撮影はイルチ・ブイチェク、音楽はヴォイスラヴ・コスティッチ、美術はヴラスチミール・ガブリックがそれぞれ担当。出演ほほとんど無名の子供たちで、ゾリカ・ミロバノビッチ、ミラ・ストピカ、リュビシャ・ヨバノビッチ、リューバ・タディッチ、ミヤ・アレクセッチ、バタ・ジボイノビッチなど。万博日本国際映画祭出品作。

ストーリー

ナチ・ドイツの暴虐の軍靴は、ユーゴの平和な町クラグエバッツにも侵入してきた。大人たちはすぐに強制労働を強いられたが、サボタージュを続け、ユーゴ国民の意気を示した。一方、学校を司令部としてとられ、巷に放り出された子供たちは、それぞれ生活の知恵を働かせていた。子供たちのリーダー格であるピリヤク(M・ストピカ)は、駅でポーターをやったり、恋人の少女ビーラ(Z・ミロバノビッチ)に花を売らせたりして、占領下の中でも明るく生きていた。ある日、ドイツ軍の泥炭を盗みに行ったピリヤクたちは、ドイツ兵に発見され、ロータという少年が殺されてしまった。彼の死体は、血を吸ったように赤いケシの花のそばに、横たわっていた。彼の死を悼み、カルレ(L・ヨバノビッチ)が葬送のラッパを吹いた。その哀しく澄んだ音色が、夕空の向うへ尾を引くように消えて行った。次にピリヤクが考えたのは、靴みがきで、この商売は予想以上の成果を上げた。ところがある日、ドイツ兵の、軍靴を磨くか、磨かないかで少年たちが喧嘩をしている時、司令部から銃声が聞えてきた。パルチザンが活動を起こしたが、ドイツ兵に射殺された銃声であった。その直後、残りのパルチザンの銃殺が行なわれ、それを見ていた少年たちの一人カルレは家へ帰っておじいさんに聞いた。「死ぬなんてどんなこと?痛い?」「あっという間のことさ」それがおじいさんの答だった。その後、ピリヤクたちはドイツの大将の死体と交換にブタをもらい、その肉を町の人々に配ったり、郊外の草原でビーラと会って一日を過ごすなど、明るさを失なうことなく生活していた。だが増加するパルチザンの行動に、ドイツ軍は死の報復処置で答えてきた。町の男という男はすべてキャンプ内に連行され、ピリヤクもその中に加えられていた。他の少年たちは、子供ということで捕まらなかった。大虐殺が始まった。ビーラとカルレたちが見ている前で、ピリヤクもビーラの父親もカルレのおじいさんも続々と殺されていった。ビーラのあどけない顔が、ゆがんだ。その時、ドイツ兵が少年たちを発見し、キャンプ内に連行、そこで靴を磨かせようとした。しかし、彼等は無言の抵抗を示し、一人としてブラシをもとうとはしなかった。その状態をみていた囚人たちが、全員子供たちのそばに集まった。怒り狂った銃声が、鳴り渡ったあと、そこには無惨な死体の山があった。虫の息のカルレは、おじいさんの死体ににじりより、告げた。「じいさまは痛くないと言った。ウソだ痛いよ」。残された女たちは、八千人の埋葬をした。墓のそばにたたずんだビーラは、ひとりひとり少年の名を呼んだ。ビーラの頬の涙が、暗闇の中でローソクの光とともに、力なく輝いた。...

作品データ

原題 A Bloody Tale
製作年 1969年
製作国 ユーゴスラビア
配給 日本ヘラルド映画

提供:株式会社キネマ旬報社

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