D.C.キャブ

劇場公開日:

解説

ワシントンのタクシー会社を舞台にした喜劇。製作はトッパー・ケイルー。共同製作はカシアス・ヴァーノン・ウェザビー。エグゼクティヴ・プロデューサーはピーター・グーバーとジョン・ピータース。監督は「縮みゆく女」(81)のジョエル・シューマカー。トッパ!・ケイルーとジョエル・シューマカーの原案に基づいてシューマッチャーが脚色。撮影はディーン・カンディ、音楽はジョルジオ・モロダーが担当。出演はアダム・ボールドウィン、ミスター・T、チャーリー・バネット、マックス・ゲイルなど。ドルビー・ステレオ。日本版字幕は進藤光太。テクニカラー、ビスタサイズ。1983年作品。

1983年製作/アメリカ
原題:D.C. Cab
配給:松竹富士
劇場公開日:1984年12月22日

ストーリー

首都ワシントンDCのダウン・タウンにDCキャブのおんぼろ社屋がある。運転手は力持ちのサムソン(ミスター・T)、頭に力ーラーをつけたタイロン(チャーリー・バネット)、ひょうきんなデル(ゲイリー・ビジー)、ジゴロ気どりのザヴィアー(ポール・ロドリゲス)、いつも強盗に売上げを奪われている黒人女性のオフィーリア(マーシャ・ウォーフィールド)といった連中だった。この会社に新しく入って来たアルバート(アダム・ボールドウィン)は、ハロルド社長(マックス・ゲイル)の戦友の息子だった。アルバートはタクシー会社の社長になることを夢見ていた。DCキャブの経営は不振をきわめ、経理担当の社長夫人マーナは不満がいっぱい。競争相手のエメラルド・キャブは、ピカピカのグリーンの車体にグリーンの制服でかっこいい。警察への鼻薬も手抜りなく、お目こぼしも少なくない。一方のDCキャブは、ブラヴォー警部に「営業停止にしてやる」とどなられたり、飛行場での営業許可もとれない有様。アルバートは見習いとして先輩の車に同乗。やがて、タクシー運転手としての免許もおり、食堂のかわいこちゃんとも仲良くなった。ある日、タクシーに有名なヴァイオリニストが楽器を置き忘れるという事件が発生。そのヴァイオリンを見つけたのはDCキャブのボロ車をねぐらにしているミスター・リズムだった。彼に賞金として一万ドルが授与された。ハロルドはその金を皆で分け、全員が出費者となって会社を再健しようと提案する。しかし、その金をマーナは銀行に預金して誰にも渡さないとがんばった。おかげで、皆の心はバラバラになってしまう。アルバートは大事な虎の子8000ドルを出し皆に協力を要請した。ある日、アルバートの目の前で、某国大使の子供2人が誘拐され、彼も連れ去られた。警察は彼に共犯の嫌疑をかけ、仲間の運転手たちは、3人を救うため独自に調査を始める。アルバートから「ブルース・リーが…」という電話連絡が入った。皆はワシントン市内を走り廻り、ブルース・リー主演のカンフー映画をやっているドライヴ・イン劇場近くで誘拐団のアジトを発見し、3人の救出に成功する。DCキャブの面々は盛大なパレードでその英雄的行為を賛えられた。

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