脱出者を狙え

劇場公開日:

解説

エリック・マシュウィツのオリジナル・ストーリイをジェームズ・イーストウッドとケン・ヒューズが脚色、「罠にかゝった男」のケン・ヒューズが監督する。撮影はジョゼフ・アンボア。主な出演者は「紐育秘密結社」のリチャード・コンテ、イギリス劇団の中堅ロナ・アンダソン、“スコットランドヤード犯罪捜査シリーズ”のラッセル・ナピイア、ワイマン・マッケイなど。

1956年製作/イギリス
原題:Little Red Monkey
配給:昭映フィルム
劇場公開日:1956年11月27日

ストーリー

原子科学者暗殺事件が頻発している折しも誘導兵器の権威ダシェンコ博士が鉄のカーテンから米国に亡命の途中ロンドンに立寄った。博士の保護にハリントン警視が任命され、米国政府からもロックリン(リチャード・コンテ)が派遣されてきた。ロックリンは博士のホテルに居を構えたが彼の留守中博士が襲われた。博士は難を免れたが、検証の結果、窓敷居に猿の爪跡が発見された。ハリントンは暗殺者の目をくらますため博士を療養所に入れ新聞には殺されたと発表した。しかしエコー紙だけは博士の生存を報道した。一方、暗殺団は国際親善クラブの看板を掲げた建物に集り博士の所在追及を協議した。女副司令のヒルデはエコー新聞社に正体を偽り博士の写真掲載を頼む一方、ロックリンとハリントンの妹ジュリア(ロナ・アンダソン)を誘拐、クラブの地下に檻禁した。しかし拷問の無益を認めたヒルデはロックリンを放しジュリアの命と引換えに博士の居所を求めた。やがて療養所の患者が博士が同所に居ることをエコー紙のマーチン記者に連絡した。マーチンはロックリンと写真掲載依頼者の国際親善クラブを訪ねた。クラブは事実を否定したがロックリンの判断で警官隊が急襲した。拳銃戦の結果一味は射殺されたが一人逃れた者があった。ロックリンらは博士の療養所に急行した。博士は宇宙探検隊の服装をした少年に拳銃を突きつけられていた。ロックリンは素早く少年を射った。それは変装した暗殺団の首領だった。彼の胸の上では、首領のペットである赤い小猿が哀れな声で鳴いていた。

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