ダイヤモンドコネクション

劇場公開日:

解説

アメリカの世界的な避暑地マイアミを舞台に、ダイヤ密輸組織の内幕に挑む私立探偵の活躍を描くハードボイルド・アクション。製作総指揮はロジャー・ギンベル、製作はハリスン・スター、監督はトム・グリース、原案はアラン・R・トラストマン、脚本はアラン・R・トラストマンとハロルド・クレメンス、撮影はルシエン・バラード、音楽はペリー・ボトキン・ジュニアが各々担当。出演はドナルド・サザーランド、ジェニファー・オニール、ロバート・デュヴァル、パトリック・マギー、エリック・ブリーデンなど。

1974年製作/アメリカ
原題:Lady Ice
配給:東和
劇場公開日:1975年1月11日

ストーリー

一匹狼の私立探偵アンディ・ハモンド(ドナルド・サザーランド)は、宝石貴金属を取扱う保険会社の依頼により、マイアミ一帯で頻発する宝石盗難事件を追っていた。手始めに盗品宝石の運び屋の不意を襲い、その男が持っていた時価100万ドルの盗品ネックレスを奪い、ダイヤ密売組織に無言の挑戦状をたたきつけた。そしてマイアミでも指折りの外車輸入会社に整備工員として潜入した。盗難事件のスケールの大きさから、組織的な背後関係を推理したアンディはこの工場に眼をつけたのだ。さらに、美しい社長令嬢ポーラ(ジェニファー・オニール)に接近したが彼女の婚約者エディに邪魔されたものの、捜査はスムーズに進んだ。そうした折も折、アンディはフロリダ特別捜査局のフォード局長(ロバート・デュヴァル)から協力を求められたのを幸いに、さまざまな情報を入手した。その頃、ポーラは500万ドルの取引きを進めていた。ポーラとエディは車を次々に乗りかえ、アンディとフォードの必死の追跡にもかかわらず、バハマに飛び立った。計画は予定通り実行に移された。ポーラはデザインをすっかり変えた盗品ダイヤを部下に託し、シカゴに届けさせようとした。だが、この様子をうかがっていたアンディは、ダイヤを奪い、保険会社の首脳陣が待つ、とある小島の海辺に向かった。巨額な保険金のかかった宝石の行方に命の縮む思いだった彼らは、アンディに新たな仕事を依頼した。宝石の持ち主であるポーラを説得してそれが盗品であるという証明をさせれば法外なギャラを支払うというのだ。アンディの誘いに応じたポーラはいさぎよく観念した。エディが一味と共に、二人の不意を襲ったのはそのときだった。ポーラの愛がアンディに移ったいま、彼は宝石だけに執念を燃やしていたのだ。島を立ち去るエディ一味のモーターボート……。と見る間に、海上に、空中に、フォードの率いる特捜隊の追跡が開始されていた。

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