センチュリアン

劇場公開日:

解説

ロサンゼルス警察の巡査部長、ジョセフ・ウォンボーの原作をもとに映画化された制服警察官の物語。原題の“新百人隊”とは、ローマ時代治安をうけもった“百人隊”からとったもので、現代の治安のをはかる、という意味を持っている。製作はアーウィン・ウィンクラー、ロバート・チャートフ、監督は「トラ・トラ・トラ!」のリチャード・フライシャー、脚本はスターリング・シリファント、音楽はクリンシー・ジョーンズが各々担当。出演はジョージ・C・スコット、ステイシー・キーチ、ジェーン・アレクサンダー、スコット・ウィルソン、ロザリンド・キャッシュ、エリック・エストラーダ、クリフトン・ジェームズなど。

1972年製作/アメリカ
原題:The New Centurions
配給:コロムビア映画
劇場公開日:1973年1月20日

ストーリー

警察学校で激しい訓練を終えたロイ・フェラー(ステイシー・キーチ)が配属されたのは、ロサンゼルスでも最も犯罪の多い地区の警察署だった。街のパトロールが主な仕事だった。彼の他にも新米が2名いた。ガス(スコット・ウィルソン)とセルジオ(エリック・エストラーダ)だ。ロイの相棒はこの道23年の大ベテラン、キルビンスキー(ジョージ・C・スコット)だ。仕事はたえまなくあった。夫婦喧嘩の仲裁からコソドロ、そして殺人事件まで扱い、地味で忍耐のいる仕事だった。最初の数週間は何事もなく過ぎたが、ガスとホワイティが大事件にぶつかった。パトロール中、黒人の経営する店に強盗が入り、犯人を追ったガスが、誤って店の主人を射殺してしまったのだ。ののしりが浴びせられ、父を殺された息子の鋭い眼がガスを刺した。一方、ロイの妻ドロシー(ジェーン・アレクサンダー)は、明け方近く帰るロイとのすれ違いの毎日に耐えられなくなっていた。ある朝2人はついに感情を爆発させてしまった。その夜、ロイとキルビンスキーはパトロール中、酒屋にあやしい人影をみとめた。近づいたロイは車に潜んでいた犯人に散弾銃で射たれ重傷を追った。ドロシーは警官をやめるよう頼んだが、彼にはその気がなかった。2人はこの事件を契機に離婚した。数週間後、キルビンスキーは定年で退職していった。20数年間、パトロール専門にやっていた男だ。フロリダで娘と暮らすといって去っていった。しかし、その生活は数カ月しか続かなかった。娘の家は狭すぎて一緒に暮らせなかったのだ。全ての望みを絶たれたキルビンスキーは拳銃で自殺を計った。彼の自殺はロイに大きな衝撃をあたえた。気持ちがすさみ、勤務中にも酒を飲むようになった。そんなある晩、パトロール中、車に乗った女とトラブルを起こし、酔って車にひきずられたロイは傷だらけになった。これによって停職3週間の処分を受けた。3週間後、処分が解けて再びパトロールの仕事が始まった。その日の夕方、下町をパトロールするロイの車の前に女がたちふさがった。夫婦喧嘩かと思ったロイは、女の家の階段を上がろうとしたが、扉の陰にひそんでいた男に撃たれた。男は精神異常者だった。ロイは腹を撃たれ、数分のうちに息をひきとった。それは新しい恋人との結婚を目前にひかえた事故だった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5古臭さを感じません。

2017年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1972年作品だから、45年前!へー。誰ひとり役者さんは知らなかったのですが、CSで偶然見ました。

「夜勤」の場面が多いので、画面全体が暗いのは致し方ないですが、だから余計、スリリングです。
定年退職した名物刑事が、最後に取った行動とか。今の警察物でもよくみられる展開。いろんな話が次々起こって解決して、またと、目まぐるしいので飽きません。

たまには古い作品も面白い。

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ゆき@おうちの中の人
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