戦争プロフェッショナル

劇場公開日:

解説

ウィルバー・A・スミスの小説「カタンガから来た列車」を、「さそり暗殺命令」のエイドリアン・スパイズとクエンティン・ワーティが脚色、「殺しのエージェント」のジャック・カーディフが監督したアフリカのコンゴを舞台にしたスペクタクル・アクション。撮影は「特攻大作戦」のエドワード・スケイフのもと、中米カリブ海のジャマイカ島で行われ、ジャマイカ防衛軍の兵士が多数出演している。音楽は「頭上の脅威」のジャック・ルージェ、美術は「黄色いロールスロイス」のエリオット・スコット、特殊効果は「特攻大作戦」のクリフ・リチャードソンが担当した。出演は「殺しのエージェント」のロッド・テイラー、「宝石を狙え、ゴールデン・ブルー作戦」のイヴェット・ミミュー、「特攻大作戦」のジム・ブラウン、ピーター・カーステンほか。製作は「逆転殺人」のジョージ・イングランド。

1968年製作/100分/アメリカ・イギリス合作
原題:The Mercenaries
配給:MGM
劇場公開日:1968年3月16日

ストーリー

中央アフリカのコンゴは今、新しい国造りの最中だった。それは血と涙の苛酷な闘いである。ユビ大統領の当面の敵は、悪名高いモーゼ将軍の率いる反乱軍シンバだ。死にさらされたポート・リプリーブの町から住民と、5000万ドルのダイヤモンドの原石を救出することが、大統領の急務だった。この命がけの仕事を、3日でやり遂げることを条件に、5万ドルで請け負ったのがアメリカ人のブルース・カリー大尉(ロッド・テイラー)である。彼はいわば戦争プロで、救助隊の編成に次の4人を選んだ。黒人の愛国者ルッフォ軍曹、元ナチ将校で残忍なヘンライン、やさ男のベルギー将校シュリエ、アル中のイギリス人医師リードである。5人は太陽の焼けつく奥地へと向かった。途中クレア(イヴェット・ミミュー)という若い女性を救ったが、彼女は荒くれ男ばかりの列車の中では、きわめて危険な存在であった。敵ジェット機の攻撃にさらされながらも、列車は目指すポート・リプリーブに着いた。おびえきった住民は、すぐ車に移った。だがダイヤモンドの方は、金庫のタイム・ドアが開くまで3時間待たねばならなかった。そしてなんとかダイヤモンドも救出。列車は原野をひた走りに帰路についた。だが反乱軍の追撃は急で、最後尾の客車は切り離され、乗客は拉致された。さらに列車は敵の猛攻で脱線。5人の戦争プロは原地民部隊を率いて反乱軍本部を奇襲。だが仲間の1人シュリエは死んだ。残りの者たちはトラックを連ねて帰路についた。だが、ダイヤモンドをめぐって仲間割れが生じ、ルッフォ、ヘラインも死んだ。住民もダイヤモンドも救出した。だが、この醜い現実を見たカリーは、戦争プロフェッショナルとしての自覚からか、自らを軍法会議にかける決心をした。

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