004/アタック作戦

劇場公開日:

解説

フランス革命を背景に架空の双生児兄弟を歴史上の実在の人物にからませた風刺コメディー。製作と監督は「お呼びの時間」「クルーゾー警部」の名コンビ、ノーマン・レアとバッド・ヨーキン、脚本はフレッド・フリーマンとローレンス・J・コーエン、撮影はジャン・トゥールニエ、音楽はジョン・アディソンが各々担当。出演は「キャンディ」のエバ・オーリン、「俺たちに明日はない」のジーン・ワイルダー、「コールガール」のドナルド・サザーランド、ヒュー・グリフィス、ジャック・マッゴーラン、ビリー・ホワイトロウなど、オーソン・ウェルズがナレーターとして初めと終わりに特別出演している。

1971年製作/アメリカ
原題:Two Times Two
配給:ワーナー
劇場公開日:1972年2月19日

ストーリー

2組の双生児が同時に誕生し、あわてた医者が組違え、1組は貴族、1組は農夫の家で育って30年。革命熱をおさえようと、ルイ16世(ヒュー・グリフィス)はコルシカきっての剣豪、ディ・シシ家のフィリップ(ジーン・ワイルダー)、パエール(ドナルド・サザーランド)の双生児兄弟(間違えた1組)を呼ぼうとした。宮廷には王妃マリー・アントワネット(ビリー・ホワイトロウ)と不倫の仲のエスカルゴ公爵が王の追放を企らんでいた。ディ・シシ兄弟の件を知り、彼らに王への裏切りを持ちかけたが、彼らはフランス全部を手中にとの下心で承知する。さてもう1組のクープ兄弟クロード、シャルルは、革命派として2人で王派の武器輸送船に乗り込んだ。船には農夫に化けたディ・シシ兄弟が乗っており、混乱の中で間違われクープ兄弟は宮殿、ディ・シシ兄弟は革命派本拠ヘ。ディ・シシ兄弟(実はクープ兄弟)に王は公爵殺しを命じ、ピエール(実はシャルル)に公爵の婚約者ベルギー王女クリスチーナ(エバ・オーリン)との結婚を約束した。その頃ディ・シシ兄弟は精神病院に入れられていた。舞踏会の夜、クリスチーナが実は王女でなく、シャルルもまたピエールでない事が2人の間でわかる。フィリップ(実はクロード)は王妃から公爵を殺して、王女と結婚し、更に王女をも殺し、自分と結婚して、と頼まれる。クープ兄弟はクリスチーナと、クロードの恋人ミミの脱走を計画するが失敗、軟禁される。そこでミミとクリスチーナが生き別れの姉妹である事がわかる。病院を脱出し到着したディ・シシ兄弟とクープ兄弟の脱走がかち合って又々大混乱。脱走した4人は本拠へ戻ったが、手にした王の声明書も騒ぎの中で泥の中へ……。戦いの火ぶたは切られた。乱戦の中でクープ兄弟とディ・シシ兄弟は初めて顔を合わせたのだった……。

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