スモーク・シグナルズ

劇場公開日:

解説

インディアンの青年が家族や友情の意味を取り戻し、成長する過程を描いたロードムービー。監督は本作が長編劇映画デビューのクリス・エア。脚本はシャーマン・アレクシー。製作は「ホーム・アローン」のスコット・ローゼンフェルト、『サイキック・ターゲット』(日本末公開)のラリー・エステス。製作総指揮はデイヴィッド・スキナー、カール・ブレスラー。撮影は『サイキック・ターゲット』のブライアン・ケイプナー。音楽は「ブラッド&ワイン」のB.C.スミス。美術はチャールズ・アームストロング。編集はブライアン・バーデン。衣裳はロン・リーモン。出演は『スクワント/伝説の勇者』(日本未公開)のアダム・ビーチ、主にカナダの舞台で活躍のエヴァン・アダムス、「デッドマン」のゲーリー・ファーマーほか。

1998年製作/99分/アメリカ
原題:Smoke Signals
配給:日本ヘラルド映画配給(日本へラルド映画=アミューズ提供)
劇場公開日:1999年6月12日

ストーリー

7月4日の独立記念日、夜中に突然火事が起こった。赤ん坊だったトーマスはヴィクターの父アーノルド(ゲーリー・ファーマー)に助けられたが、両親はこの時亡くなった。それから12年後。酒浸りの父親はヴィクターの母アーレン(タントー・カーディナル)に暴力を振るう毎日だった。ある日口論がエスカレートし、父親が突然トラックで家を出てしまった。そして10年後。22歳になったヴィクター(アダム・ビーチ)は母親から父親が死んだことを知らされる。母親はフェニックスまで父親の遺灰を取りに行くよう頼むが、ヴィクターは気が進まない。そこヘトーマス(エバン・アダムス)が貯金箱片手に、一緒に行くことを持ちかけた。生まれて初めてインディアン居留区を出た二人。車窓を眺め、トーマスの際限ない話を聞きながら、ヴィクターの胸中は父親への様々な思いが錯綜していた。そしてフェニックスに着いた二人は、父親の訃報を知らせてくれたインディアンの女性スージー(イレーヌ・ベダード)と会う。そこでヴィクターは父親が誤って火事を起こしてしまい、それをずっと悔んでいたことを知る。父親のトラックでの帰路、これまでの思いが爆発したヴィクターは誤って車をぶつけてしまう。一時は濡れ衣を着せられたが、無事故郷へ戻る。遺灰を川にまきながら、ヴィクターはこれまで許せなかった父親のために初めて涙を流すのだった。

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