スポーン

劇場公開日:

解説

愛する妻と再会するために魂を地獄の王に売り渡して復活した男の復讐を描いた近未来SF。全米で大ヒットした同名コミック(メディアワークス刊)の映画化。原作はマーベルコミック界の第ひとり者トッド・マクファーレン(製作総指揮もアラン・C・ブロムクイストと兼任)。本作がデビューの監督のマーク・ディッペ(「T2」「ジュラシック・パーク」の視覚効果担当)、製作のクリント・ゴールドマン(「マスク」ほか)、特殊効果監修のスティーヴ・ウィリアムズ(「T2」ほか)ら以下、「マーズ・アタック!」などの特撮を手掛けるILMのスタッフによる、実写以上の迫力とリアルさでつくりあげられた鮮烈な映像が見もの。脚本はアラン・マッケロイ。撮影は「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のギレルモ・ナヴァロ。音楽は「ザ・クロウ」のグレアム・レヴェル。使用曲としてテクノ系とスラッシュメタル系がコンビを組んだ異色のサウンドトラックが全編を彩る。美術は「アサシン」「レリック」のフィリップ・ハリソン。編集は「クロウ 飛翔伝説」のマイケル・N・クーンとトッド・ブッシュ。タイトルバック・デザインは「セブン」「ミミック」のカイル・クーパー。主演は「バッド・デイズ」のマイケル・J・ホワイトで本作が初主演。共演は「アメリカン・プレジデント」のマーティン・シーン、「ロミオ&ジュリエット」のジョン・レグイザモ、「ノーマンズ・ランド」のD・B・スウィーニー、「エクソシスト3」のニコル・ウィリアムソン、「ガール6」のテレサ・ランドルほか。

1997年製作/98分/アメリカ
原題:Spawn
配給:ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス・ピクチャーズ
劇場公開日:1998年2月14日

ストーリー

現代。闇の支配者にして地獄の王マレボルギアは、最終戦争をはじめるため、闇の軍勢ヘルスポーン軍団を率いるただひとりの精鋭の司令官として、ひとりの男を選んだ。彼の名前はアル・シモンズ(マイケル・J・ホワイト)。CIA最高の特殊工作員だ。マレボルギアは手下クラウン(ジョン・レグイザモ)に命じて、彼の上司で富と権力の亡者ジェイソン・ウィン(マーティン・シーン)とシモンズの魂を取引させる。アルは最愛の妻ワンダ(テレサ・ランドル)との静かな生活だけを望んで、ウィンが命じた最後の戦場、テロリストの爆弾工場へ赴くが、ウィンによって火だるまにされたあげく、工場ごと吹き飛ばされた。ワンダの名を叫びながら地獄に堕ちたシモンズに、マレボルギアは妻と再会させてやると申し出、シモンズはそれを受け入れて自らの魂を差し出し、現世に復活。だが、地上ではすでに5年の月日が流れ、彼は焼け爛れた顔の人間ではない変わり果てた姿に特殊能力を持つスポーンになっていた。そして妻ワンダは、なんとかつての親友テリー(D・B・スウィーニー)と再婚し、しかも自分との間にはなかった子供までもうけていた。絶望と怒りに燃えるシモンズは、ウィンへの復讐を誓う。だが、それは実は全世界を破滅させるため、天界の門への総攻撃を企むマレボルギアの罠だった。かくして、シモンズは苦闘の末復讐に乗りだすのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0映像が古臭いのは仕方ないとして

2021年12月12日
PCから投稿

自分はスパイダーマンを差し置いてスポーンとヴェノムを頂点に置く。
父と見る金曜ロードショーを楽しみにしていた中学生時代、初めて見たマーベル映画がスポーン。
父は笑いながら鑑賞してとっくに記憶から忘れたようだが、裏切られた挙げ句に地獄に落ちた苦しみを網膜に焼き付けられた自分は、今もずっと記憶に残っている。

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keke

2.5今の技術でリメイクして欲しい作品

2019年3月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

多分2回目の鑑賞。
今の目で観るとかなりキツイし、作劇も上手くいってない。
特殊メイクの着ぐるみということもあってか、スポーンのシルエットがデブって見えちゃうのも(´ε`;)ウーン…って感じ。

むしろ今の技術でリメイクしたら面白くなりそうではある。

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青空ぷらす

3.0作るのが早かった映画

2018年10月8日
Androidアプリから投稿

今の技術なら、スポーンのマントをなんの問題もなく表現出来たと思うと残念です
魔界のシーンもびっくりするくらい残念なCGでしたし

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スノークの息子

3.0下品なアメコミのダークヒーロー

2014年9月8日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

笑える

楽しい

単純

いや〜懐かしい。こんなに下品だったんですね(笑)

映像的には見劣りするけど、おもしろかったです。

これ設定が『グリーンランタン』に似てるね。あちらは設定をあまり生かしてなかったけど、こちらは敵との決着の付け方も含めてちゃんと生かしていて良かった。

登場人物もみんな生かしていてキャラ立ちもできてる。特にデブの悪役のキャラの下品な言葉連発は演技も含めてなかなか笑えておもしろい。ふざけたキャラだけど非道な悪役でした。

やはり悪役に魅力がある作品はハズレがなかなかない。

ドラマ性は微妙で葛藤も薄いけど、気にならないで楽しむことができました。

ただアクションシーンがごちゃごちゃしてちょっと見辛いのは減点かな…。

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