ステッペンウルフ 荒野の狼

劇場公開日:

解説

20世紀前半のドイツの都市を舞台に厭世的生活を送る中年男の彷徨する姿を描く。製作はメルヴィン・フィッシュマン、リチャード・ハーランド、エグゼクティヴ・プロデューサーはピーター・J・スプラーグ。ヘルマン・ヘッセの原作を基にフレッド・ヘインズが監督・脚色。撮影はトミスラフ・ピンター、音楽はジョージ・グルンツが担当。出演はマックス・フォン・シドー、ドミニク・サンダほか。

1974年製作/アメリカ・スイス合作
原題:Steppenwolf
配給:ケイブルホーグ
劇場公開日:1987年5月23日

ストーリー

20世紀前半のドイツのある都市。主人公ハリー・ハラー(マックス・フォン・シドー)は、巷に生活しながら、深く神話的な世界に身を沈め、世間とのつきあいは最少限という厭世生活を送っている。自分では常に荒野をさまよっている狼のように、内部が分裂しているのを感じていた。いつものように町を歩いていたハリーは、<狂人のみ入場可>と書かれた文字にひかれて中に入る。そこは魔術劇場で、パンフレットを渡された。自分が異常でないことに自信をもったハリーは、以前より大胆にカフェやレストランに出入りするようになった。両性具有の謎めいた女ヘルミーネ(ドミニク・サンダ)と知りあったのはそんな時に行った店の1軒でだった。ハリーは彼女にひかれるものを感じた。2人は何度かカフェで会うが、ヘル・ミーネの心はハリーには読めず、ハリーは次第に乱れていった。彼女から様ざまな人間を紹介される。ある夜、ハリーは彼女を家に誘うがベッドにいたのはマリア(カルラ・ロマネッリ)だった。彼はマリアとの幸福な時を過ごすがそれもつかの間に終わった。やがて町を歩いていたハリーは、再びいつかのような文字を目にした。魔術劇場。スタッフは皆見覚えのある人々だった。ハリーの頭に洪水のようにイメージが湧くのだった……。

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