劇場公開日 1983年7月16日

「スーパーマン 番外編」スーパーマンIII 電子の要塞 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0スーパーマン 番外編

2015年10月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

クリストファー・リーヴ主演、「スーパーマン」第3作目。

大企業の経営者の命令で天才プログラマーがスーパーコンピューターを開発。弱点すらを読み解く電子の敵に立ち向かう。

後から調べてみたら、前作「Ⅱ」は元々リチャード・ドナーが続投、一作目と合わせて前編後編として製作される予定だったらしい。(ドナー監督版の「Ⅱ」も存在するらしい)
なので、雰囲気や世界観そのままなのは当然。
が、今作は目に見えて雰囲気が変わったというか、明らかに質が落ちた。

全編通して緩いコメディタッチ。
メインキャストにコメディアンのリチャード・プライヤーを起用。
前半はクラークの地球での里帰り、プライヤー演じる天才プログラマーと大企業経営者のやり取りが延々続く。
合間合間にスーパーマンの活躍を少し挟むだけで敵らしい敵も登場せず、かなり退屈。
中盤、スーパーコンピューターによってスーパーマンの悪の部分が登場、善悪二つに分離し、やっと今作の見せ場の一つである“善スーパーマンVS悪スーパーマン”。
そして、親玉である大企業経営者と対峙…となるのだが、緊迫感にもワクワク感にも欠ける。

ロイスやデイリー・プラネットの面々は最初と最後だけ。
ルーサーは今回は不在。
スーパーマンは居るが登場人物はガラリと変わり、番外編のような感じ。

近大