新学期 操行ゼロ
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新学期 操行ゼロ

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解説

寄宿舎生活をおくるいたずら盛りの中学生たちの自由奔放な日常を、硬直した大人と対比させて描くジャン・ヴィゴの代表作で、一九三三年に完成したが教育制度に対する批判を理由に上映禁止処分され、第二次大戦後の一九四五年にやっと公開された。監督・脚本・台詞・編集はジャン・ヴィゴ、撮影はボリス・カウフマン、音楽はモーリス・ジョーベールが各々担当。出演はルイ・ルフェーヴル、ジルベール・プリュション、ココ・ゴルステン、ジェラール・ド・ベダリュー、ジャン・ダステ、ロベール・ル・フロン、デルファンなど。

ストーリー

夏休みが終ると、新学期。寄宿学校の子供たちは休みの間に覚えた新しいいたずらを級友たちに披露するのを楽しみに学園に帰ってくる。もちろんまた、勉強と規則づくめの生活に戻る不安感とそれなりの覚悟をそなえて--。登校の日、列車の中でコサ(ルイ・ルフェーヴル)とブリュエル(ココ・ゴルステン)は一緒になった。もう一人、変な男が同席したがこれは新任のユゲ先生(ジャン・ダステ)だった。駅につくと、さっそく生徒監の号令が待っていた。転入したばかりのタバール(ジェラール・ド・ベダリュー)は、その号令だけで気分が悪くなって、つきそってきた母親にそのままつきそわれて、翌日の夜から寄宿舎に入るという。コサとブリュエルはこれくらいは慣れっこだ。もう一人、大将のコラン(ジルベール・プリュション)がおり、三人揃えば鬼に金棒だ。しかし、その三人にとっても、他の生徒たちにとっても何より恐いのは、いつ宣告されるかわからない「操行ゼロ! 日曜外出禁止」の宣告だ。寄宿舎生活では、ふだんから自由のかけらもないのに、週に一度しかない日曜日に、おしおきされて外出禁止なんかされたら、それは死の宣告と同じではないか。三人組の秘密は、いつの日か大人たちを徹底的にビックリさせてやることだが、男だか女だかわからないタバールを仲間にいれるかどうか問題だった。しかしそのタバールが火ぶたを切った。化学の先生に向って、さらに厳格先生(ロベール・ル・フロン)、校長先生(デルファン)にも面と向かって“糞ったれ!”と、大胆にもいいきったのがキッカケだった。羽毛が舞い、小さな革命宣言が読み上げられ、先生があわてふためき、学園の生徒全員が異常な夜の祭りに喜び勇んで参加する。翌日、タバールを加えた四人組みは、他の生徒が眠りこける間に、そっと起き上がる。町のお偉方が集まる、今日は年に一度の学園祭なのだ。校長先生たちも着飾って緊張しているそのとき、空カンや古靴が雨あられのように屋根裏を占拠した四人組の手で、大人たちの頭上に浴びせられる。“規則くたばれ! 操行ゼロ、くたばれ! 自由、万才!”の喚声と歌声と共に……。...

作品データ

原題 Zero De Conduite
製作年 1933年
製作国 フランス
配給 フランス映画社

提供:株式会社キネマ旬報社

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