白い町で

劇場公開日:

解説

リスボンの港に降りた機関員がそのまま町に居つく姿を描く。製作・脚本はパウロ・ブランコとアラン・タネール、監督・脚本は「光年のかなた」のアラン・タネール、撮影はアカシオ・デ・アルメイダ、音楽はジャン・リュック・バルビエ、編集はローラン・ユレールが担当。出演はブルーノ・ガンツ、テレサ・マドルーガ、ユリア・フォンダリンなど。

1983年製作/スイス・ポルトガル合作
原題:Dans la ville blanche
配給:シネセゾン
劇場公開日:1986年2月1日

ストーリー

貨物船の機関室で働く機関員ポール(ブルーノ・ガンツ)は、船が停泊した白い町リスボンに降り立った。くすんだ白壁と階級の町に魅せられたポールは、とあるバーに入った。そのバーで手伝いをしている女ローザ(テレサ・マドルーガ)と気の合った彼は、早速、バーの上のホテルに部屋を取ることに決め、リスボンの夜を遊んだ。昼間はホテルのメイドも兼ねているローザとは、いつの間にか愛し合うようになった。ポールはハーモニカを吹き、カセット音楽で踊り、8ミリを回す他には何もしない。ある晩、街のビリヤード場からの帰り道、ポールは二人組のチンピラに襲われ財布を盗まれてしまう。一方、スイスにいる妻のエリザ(ユリア・フォンダリン)の許には、ポールが撮った8ミリが送られてくる。「二人の女を愛している」と書かれた手紙に不安を感じるエリザ。お金に困り腕時計を売り払ったその後で、金を盗んだチンピラを見つけた彼は、しかし逆に胸を刺されてしまった。病院からホテルに帰ると、ローザはフランスに去った後だった。ホテルの主人や彼女の両親にも尋ねたがローザの居所はわからない。孤独の身となったポールは、酒を飲んでは町をうろついた。エリザも切実な手紙を送ってくる。「戻ってくるならいますぐ帰って。そうでなければ帰らないで--」。エリザの手紙に刺激されて汽車に乗るポール。スイスへ向かうその汽車の中で、ポールは二人の女と向かい合せになる。ポールの目に若く美しい女の顔が焼きつくのだった……。

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