少年と鮫

劇場公開日:

解説

南太平洋のボラボラ島を舞台にサメと少年の友情を描く。製作はラファエラ・デ・ラウレンティス、監督はフランク・C・クラーク。「チコと鮫」の原作者クレメント・リッチャーの小説を基にルイス・ラ・ルッソ二世とジム・カラバトソスが脚色。撮影はサム・マーティン、音楽はフランシス・レイ、編集はイアン・クロフォード、製作デザインはア・ニュイ・べン・テリーテハウ、海底場面撮影はジョン・マーリン・ジュニアが各々担当。出演はデイトン・ケイン、マレン・ジェンセン、キャスリーン・スワン、キーヒー・ファーデン、オリベリオ・マシェル・ディアス、ジョージ・タパレ、デビッド・ナクナ、ロバート・アタム、ボブ・スピーゲルなど。

1979年製作/アメリカ
原題:Seakiller
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1980年6月7日

ストーリー

南太平洋上の群島の一つボラボラ島。この島の深海にあるといわれている伝説の黒真珠にひかれて、ハワイから移り住んできたマニドウ(オリベリオ・マシェル・ディアス)は、11歳になる孫のチコヨ(ディトセン・ケイン)と共にこの島の入江で生活していた。マニドウは、ある日、チコヨに黒真珠のある場所を教え、チコヨがその深さまで潜れる力と勇気が出来た時、黒真珠はおまえのものになると告げた。数日後、漁師のひとりがサメに襲われ、サメは、漁師たちが投げたモリに傷つきその場を逃れて、サンゴを採っていたダイアナ(マレン・ジェンセン)に襲いかかろうとした。ダイアナは、この島で真珠の養殖をやっている金持ちの孫娘だ。彼女は危いところをチコヨに救われ、死に際のサメが生んだ1匹の子ザメをマニドウが持ち帰った。ダイアナはチコヨに救われたのが縁でチコヨの友達になり、サメの子は日ましに大きくなっていった。チコヨは毎日サメの子と泳いだり潜ったりして遊んでいた。やがて、ダイアナがアメリカの両親のもとへと去って行き、マニドウが自分の魂をサメに預けて息たえていった。チコヨはこのサメにマニドウと名づけ、生活を共にし、数年がたった。美しい娘に成長したダイアナが帰って来た。再会したチコヨは、危険を犯してマニドウに守られながら黒真珠を採り、それを首飾りにしてダイアナに贈った。一方、ダイアナの兄ジェフ(キーヒー・ファーデン)は、ダイアナの黒真珠を見て、金儲けを企むが、雇った男はサメに襲われ死んでしまった。黒真珠を採る仕事をチコヨに拒まれたジェフは、チコヨにダイアナと会うことを禁じ、マニドウを捕まえてしまった。海中に潜り、マニドウを救ったチコヨは、途中で酸素がきれてしまうが、危いところをダイアナに助けられ、2人は遠い島をめざして泳いでいくのであった。その後を寄り添うようにサメのマニドウがついていく……。

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