ジュリアン・ポーの涙

劇場公開日:

解説

偶然立ち寄った田舎町で、なぜか人々の注目を集めることになった平凡な男を描いた心温まるドラマ。監督・脚本は、本作がデビューとなるアラン・ウェイド。製作はジョセフ・ビアーソンとジョン・グラスコウ。撮影は「モンタージュ 証拠死体」のバーンド・ヘインル。音楽は「グラス・ハープ 草の竪琴」のパトリック・ウィリアムズ。出演は「ブロークン・アロー」のクリスチャン・スレーター、「ザ・クラフト」のロビン・タニーほか。

1997年製作/84分/アメリカ
原題:The Tears of Julian Po
配給:東北新社
劇場公開日:1998年7月18日

ストーリー

人生に疲れ、心を癒すため旅に出たジュリアン・ポー(クリスチャン・スレーター)は、名も知らぬ田舎町に偶然立ち寄った。町の外からやってきたこの男を、町の人々は麻薬の売人か、それともテロリストか、警察に追われる犯罪者かと噂し敵視する。町のレストランで人々に取り囲まれ、町にやってきた目的をしつこく聞かれたポーは、苦し紛れに「自殺したい」と告げる。この瞬間、人々の険しい表情は一変。敵意むき出しだった人々が極端な優しくなり、だれ彼となく世話を焼きにやってくる。ポーが散歩をすれば、人々はその後をぞろぞろとついて歩き、窓の外にはいつも人だかりができる。町の人々の行動は、ポーの自殺を止めようと見張っているように見えたが、実は彼が自殺する瞬間を見逃すまいと身構えているのだ。ポーは引っ込みがつかなくなるのだった。

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