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解説

不当解雇の腹いせに黒人社長を誘拐した貧しい白人労働者をめぐる異色サスペンス。監督・脚本は日系の新鋭、デズモンド・ナカノ。製作は「パルプ・フィクション」はじめ、クエンティン・タランティーノの盟友として知られるローレンス・ベンダーで、主演には同作で人気を回復した「サタデー・ナイト・フィーバー」のジョン・トラヴォルタが起用された。撮影はウィリー・グラント、音楽は「セブン」のハワード・ショアがそれぞれ担当。共演は人気黒人歌手のハリー・ベラフォンテ(「ザ・プレイヤー」にカメオ出演)、「スリー・オブ・ハーツ」のケリー・リンチほか。

ストーリー

黒人が白人より権力を握る架空の世界のある町。貧しい白人労働者のルイス(ジョン・トラヴォルタ)は妻と幼い子供を抱え、菓子工場で真面目に働いていた。ところがある日。社長のトーマス(ハリー・ベラフォンテ)の邸宅へ使いを頼まれた彼は、知らずに邸内に入り込み、寝室をちらりとのそいてしまう羽目に。運悪く社長夫人が着替え中で、トーマスは怒り、使いに来た社員を厳しく処分するように部下に命じる。ルイスは理由も聞かされず解雇され、家族も実家に帰ってしまう。職と家族を失って怒りに燃えたルイスはトーマス邸に乗り込み、帰宅途中のトーマスを誘拐する。だがルイスは金が欲しいわけではなく、社長じきじきに事情を聞いてほしいだけだった。トーマスを誘拐しながら、子供の誕生日は忘れずに保育所へプレゼントを持っていくルイス。そんな彼をトーマスはやがて理解するようになる。だが、つい魔がさして逃げてしまったトーマスはある家屋に入り込んで自宅に電話するが、そこの家族に追い立てられ、探していたルイスにつかまる。心配していた家族は彼の安否を確かめるべく、警察に連絡。同じ頃。トーマスは突然心臓発作を起こす。ルイスは救急車を呼ぼうと停車するが、助ける者はいない。ルイスは意を決してショーウィンドーに発砲。パトカーが駆けつけ、警官は銃を持ったルイスを射殺した。その後。助かったトーマスはルイスの妻を訪ね、見舞い金を渡そうとするが、彼女は受け取らずドアを閉めた。...

作品データ

原題 White Man's Burden
製作年 1995年
製作国 アメリカ
配給 マクザム

提供:株式会社キネマ旬報社

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