史上最大のスーパー・チャンピオン

劇場公開日:

解説

ジャングルからスカウトされて都会に出てきた、ターザンそっくりの若者の活躍を描く。製作はビル・ウォルシュ、監督はロバート・シアラー、脚本はディー・カルソーとジェラルド・ガードナーの共同、撮影はフランク・フィリップス、音楽はマービン・ハムリッシュが各々担当。出演はジャン・マイケル・ビンセント、ジョン・エイモス、ティム・コンウェイ、デイル・ハドンなど。

1973年製作/93分/アメリカ
原題:The World's Greatest Athlete
配給:ブエナ ビスタ
劇場公開日:1976年3月27日

ストーリー

メリベイル大学の運動部はこのところ連敗続きで、すっかり憂うつになったコーチのアーチャー(ジョン・エイモス)は副コーチのマイロ(ティム・コンウェイ)と、うさ晴らしにアフリカへ狩猟旅行に出かけた。2人はジャングルで驚くべき光景を目撃した。ターザンのような金髪の青年がカモシカよりも速く走っているのだ。アーチャーの頭にインスピレーションがひらめいた。このナヌー(ジャン・マイケル・ビンセント)を連れて帰り、競技に出せばメリベイル大学の優勝は間違いなしだ。気のすすまぬげなナヌーをなだめすかし、ようやく帰国した。ナヌーにはザンビアからの交換生という名目であらゆる競技に出場の資格があたえられ、ジェーン(デイル・ハドン)という美人家庭教師がついた。大会の日がやってきた。ナヌーは期待通り百ヤード、ダッシュ8秒フラットで走ったのを皮切りに次々に各種目に新記録を樹立した。だが、そのナヌーに突然異変がおこったのは、彼がハードルに優勝をきめた直後だった。走り巾飛びで宙に身をおどらせたナヌーの身体が、サッとスタートに舞い戻り、槍投げでは槍が不意に方向転換してしまうのだ。これはアフリカからついてきたガゼンの魔法のせいだった。だがそれからも解放されたナヌーは、見事総合優勝をはたした。競技場はスーパー・チャンピオンの出現に騒然となった。だが狂喜乱舞からさめたアーチャーは、いつの間にかナヌーの姿が消えているのに気づいた。再び落ち目になったアーチャーとマイロの姿が中国の万里の長城にみられた。中国の少年が馬を追って稲妻のようなスピードで走っているのを目撃した2人は、そのあとを追いかけた。

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