地獄へ突込め

劇場公開日:

解説

フランス軍とホー・チ・ミン軍のディエンビエンフーにおける戦いを描いたアメリカ戦争映画。「ビッグ・サーカス」のアーヴィング・ウォーレスの脚本を「コマンド」のデイヴィット・バトラーが監督した。撮影はJ・ペヴァーレル・マーレィ。音楽はデイヴィッド・バドロフ。出演するのは「サランボー」のジャック・セルナス、「めざめ」のピーター・ヴァン・アイク、カート・カズナー、ノーマン・デュポンなど。製作はデイヴィッド・ワイスバート。

1955年製作/アメリカ
原題:Jump into Hell
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1961年4月1日

ストーリー

インドシナの奥地、ディエンビエンフーにホー・チ・ミン軍を迎え撃つため、フランス軍は陣地を構築した。1954年3月には優秀な赤軍が参加してきた。中共軍の捕虜を取り調べた結果、ベトナム軍将校が赤軍に内通していることがわかった。フランス軍は援軍到着まで、陣地死守を決意した。フランス本国――第2次大戦の勇士ベルトラン大尉(ジャック・セルナス)、カロウ大尉(カート・カズナー)、ヘルドマン大尉(ピーター・ヴァン・アイク)、モーパン・中尉らの志願将校がインドシナに向けて出発した。彼らは味方陣地の上にパラシュートで降下することになった。カロウ大尉が負傷したが降下は成功した。赤軍の攻撃は刻々と激しくなった。フランス軍は24時間以内の撤退を決定した。そこへ友好国の首相からの激励電報が到着した。フランス将兵を喜ばせたのは、雨期の到来だった。赤軍の攻撃はにぶった。ヘルドマン中尉は身を挺して爆薬庫の爆発を防いだ。カロウ大尉は水をくみに行って戦死した。赤軍は総攻撃を開始した。フランス軍最後の防禦陣地も突破された。ベルトラン大尉とモーパン中尉は、司令官の見っ密書を持って陣地を脱出した。ディエンビエンフーは落ちた。ベルトランは戦火のおさまった陣地をふりかえりながら密林の中に姿を消していった。

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