四季

劇場公開日:

解説

3組の中年夫婦の友情と信頼に満ちた結びつきを軸に季節の移り変わりに応じたそれぞれの内面の変化を描く。製作総指揮はルイ・A・ストローラー、製作はマーティン・ブレグマン、監督・脚本はTVシリーズ「M★A★S★H(マッシュ)」のアラン・アルダ、撮影はビクター・J・ケンパー、音楽はアントニオ・ヴィヴァルディ、編集はマイケル・エコノモー、製作デザインはジャック・コリスが各々担当。出演はアラン・アルダ、キャロル・バーネット、レン・キャリオウ、サンディ・デニス、リタ・モレノ、ジャック・ウェストン、ベス・アームストロング、エリザベス・アルダなど。

1981年製作/アメリカ
原題:The Four Seasons
配給:ユニヴァーサル映画=CIC
劇場公開日:1982年1月15日

ストーリー

ニューヨークのある春の朝。ジャック・バローズ(アラン・アルダ)と妻のケイト(キャロル・バーネット)、ニック・キャラン(レン・キャリオウ)と妻のアン(サンディ・デニス)、ダニー・ジマー(ジャック・ウェストン)と妻のクラウディア(リタ・モレノ)ら3組の中年夫婦が、キャラン夫妻の結婚20周年を記念する週末旅行に出発した。ジャックは弁護士、ケイトは雑誌編集者、ニックは保険の外交員、アンは野菜の写真専門のフォトグラファー、ダニーは歯科医、クラウディアは画家と、それぞれが職業をもち、子供に恵まれ、安定した結婚生活を送っていた。田舎の別荘に着いた一行は、その夜キャラン夫妻のために祝杯をあげた。しかし、翌日、ジャックは、意外な告白をニックから聞いた。彼はアンと離婚するつもりだというのだ。その夜、夕食の席で夏の休暇旅行のプランが話題になり、貸しヨットのパンフレットを見る一行。やがて夏がやってきて、バージン諸島でヨットを借りる彼ら。しかし、アンの姿はなく、かわりにニックは金髪美人のジニー(ベス・アームストロング)を連れている。それを非難をもって見つめる4人。しかし、ジャックとダニーも内心はニックを羨んでいるのだった。そして秋。ジニーはすっかりグループになじんでいた。父兄訪問日のために週末を共に過ごすことになった6人はそこで先に来ていたアンとはちあわせになった。涙ながらに去ろうとするアン。両親の離婚以来笑顔を見せないニックの娘、ジニーのことで口論するジャックとダニー。それぞれの会話はうまくかみあうことなしに、冬のプランの話題がもちあがる。冬のバーモント。気まずい空気はさけがたく、風邪をひく者などが現われ、ゆううつなロッジ生活を送ることになる彼ら。やがてジニーが姿を消した。ダニーはジニーを探しに外に出た。ジニーを見つけた瞬間、ダニーは池におち、ジニーの知らせで皆がかけつけた。無事ダニーは助け出され、友情の尊さを感じるのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第39回 ゴールデングローブ賞(1982年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) アラン・アルダ
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) キャロル・バーネット
最優秀脚本賞 アラン・アルダ
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映画レビュー

4.0大人のための大人の映画です。名作です。

2019年6月29日
Androidアプリから投稿

四組の仲良し中年夫婦の輪の中に、一組だけ離婚してしまい若い再婚相手の妻が新たに加わったことによって起こる、様々な波紋を時にはシリアスに時にはユーモラスに堅実な演出で描く大人のための大人の映画。アラン・アルダが監督としてこんなに優秀だとは思わなかった。キャロル・バーネットが上手い。

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もーさん
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