劇場公開日 1951年7月3日

ジェニーの肖像のレビュー・感想・評価

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5.0サスペンス?ホラー?ファンタジー?、「君の名は」などヒットアニメの元祖的要素に衝撃

2023年6月18日
iPhoneアプリから投稿

小学生の時にTVで見た記憶があって、何故かやけに印象深く残り続けた作品であり、その前後に古書店でたまたまパンフレットを見つけて買って持っている。

しかし、内容の記憶があやふやになっていたので、最近になって数十年ぶりに再鑑賞した。(なんか恐怖映画までいかないが、サスペンス的なイメージがあった。)

サスペンスかと思いきやホラーみたいな展開になったと思いきや、最後はSF、orファンタジーだったオチ?

主人公二人の現在と過去の時間が交錯する展開、近年ヒットしている日本のアニメ映画の元祖的展開に驚きを覚えます。
この時代のこんな発想を既に映画化していたなんて!?

ハリウッドの大物プロデューサー、デヴィッド・O・セルズニック氏である辺り、ただものな作品では無いと納得も。
なにしろ「キング・コング」、「スタア誕生」、「風と共に去りぬ」、「レベッカ 」「第三の男 」、「武器よさらば 」など、映画史に残る作品だらけですから、ありきたりな作品に終わるはずも無いですね。

兎に角、制作された年度から考えると、可成り凄い作品です。
このような、あらゆる要素で掴み難い展開、先取り感が凄すぎる。

これらの要素が遺伝子のように、後の作品へと流れていった(クリエーターへに大いに影響を与えた)事は間違い無いでしょう。

モノクロ作品ですが、「肖像」部分のみカラーというのもある意味、すごいと…..

間違えなく、「名作」と思います。
言い方を変えると「恐るべき作品」とも…..

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