シェナンドー河

劇場公開日:

解説

ジェームズ・リー・バレットの脚本を、「マクリントック」のアンドリュー・V・マクラグレンが監督した南北戦争を背景とした開拓叙事詩。撮影はウィリアム・H・クローシア、音楽はフランク・スキナーが担当した。出演は「シャイアン」のジェームズ・スチュアート、「若さでブッ飛ばせ!」のダグ・マクルーア、グレン・コーベット、パトリック・ウェインほか。製作はロバート・アーサー。

1965年製作/アメリカ
原題:Shenandoah
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1965年6月29日

ストーリー

1863年南北戦争のまっ最中、バージニア州ノース・アンナ河の流域で広大な農場を経営しているチャーリー(ジェームズ・スチュアート)は、戦争にまきこまれず厳然たる中立を守っていた。彼は妻なきあと7人の子供たちを、厳しい躾けと限りない愛情で育てあげ、奴隷制度も否定していた。ある日彼の家に南軍の将校が来て、息子たちの参戦を申しいれたが、彼はきっぱりと断った。息子ジェームズの妻アンに娘マーサが生まれ、1人娘ジェニーは南軍の将校サムと結婚したが、彼はその直後に戦場にかり出されてしまった。その頃一家に思いもよらぬ不幸がまい込んだ。「坊や」と呼ばれている末っ子が、偶然拾った南軍の帽子をかぶっていたばっかりに北軍の捕虜になってしまった。一家はいやおうなく戦争にまき込まれてしまい、彼らはジェームズ一家を残して捕虜収容所をたずねた。しかし「坊や」は仲間と一緒に脱走した後だった。情報をたよりにチャーリーたちは、北部に向かう南軍捕虜列車を襲撃し、護衛の北軍小部隊を撃破した。そして列車の中から出てきたのは、ジュリーの夫サムだった。チャーリーたちは「坊や」捜しをあきらめ農場に帰ったが、そこに待っていたのは南軍の歩哨の相手かまわずの発砲だった。長男ジェイコブが倒れた。そのうえ農場は掠奪者に襲われ、ジェームズ夫妻が殺害されていた。悲しみのチャーリーは、昔、妻や子供たちとよく行った教会に残された家族と共に出かけた。礼拝の最中、物音にふり返ると、そこには松葉杖をついた「坊や」が立っていた。来会者たちの賛美歌がいつまでもつづいた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第38回 アカデミー賞(1966年)

ノミネート

音響賞  
詳細情報を表示

映画レビュー

4.0威厳ある父親、私もこんな感じになりたかった。失敗した、子どもにもな...

2023年4月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

威厳ある父親、私もこんな感じになりたかった。失敗した、子どもにもなめられてる(笑)
南北戦争を舞台に、どちらにも加担せぬ大家族を描く。残念ながら、そんな家族にも戦争の魔の手が…。終盤の展開に衝撃。
戦闘場面もなかなかの迫力。高い木から地面に直落ちしてますぜ。
戦争とはいかに愚かなものなのか…
「どんな戦争も、勝つのは葬儀屋だけだ」

コメントする (0件)
共感した! 0件)
はむひろみ
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る