ジーグフェルド・フォーリーズ

劇場公開日:

解説

32年にこの世を去った名プロデューサー、フローレンツ・ジーグフェルドが天国で回想した自分の作り出したショーの数々を描く。製作はアーサー・フリード、監督はヴィンセント・ミネリ、撮影はジョージ・フォルシーとチャールズ・ロシャー、振付はロバート・アルトンが担当。出演はフレッド・アステア、ジーン・ケリーほか。作品構成は「F・アステア篇」、「J・ガーランド篇」、「E・ウィリアムズ篇」、「コミック・スケッチ篇」、「『凡人と俗人』篇」などMGM映画を代表するスターの総出演からなる。

1946年製作/アメリカ
原題:Ziegfeld Follies
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1989年1月7日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第2回 カンヌ国際映画祭(1947年)

受賞

グランプリ(コメディ/ミュージカル賞) ビンセント・ミネリ

出品

出品作品 ビンセント・ミネリ
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映画レビュー

5.0つまらないテレビのコロナのニュースなんか消して 本物の芸に酔いしれましょう!

2021年5月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

コロナ禍でステイホーム
緊急事態宣言はまたもや延長されていまいました
飲食店ではお酒の提供は禁止、営業は夜8時まで
ハアア~
そんな中、あなたのお家時間を心豊かにしてくれる映画であると思います

「巨星ジーグフェルド」を観て感激した方ならマストです
というか当然観ているはずですよね
だってあの絢爛豪華なショーがカラーで再現されているのですから!

ジーグフェルドは1932年に亡くなった、ブロードウェイの伝説のショーマン
その人生を1936年に映画化したものが「巨星ジーグフェルド」です

本作の題名はその彼のブロードウェイのショーのタイトルから採られてています

そのショーはジーグフェルド存命中は1907年から彼の死の前年1931年まで24年間も超ロングランされていました
そして死後1934年から1936年にかけて残されたメンバーでも公演されたそうです
「巨星ジーグフェルド」はその締めくくりに製作されたという案配のようです

さて、本作はそのショーの内容をジーグフェルドの死後14年後の時点で、1945年の当時考え得る最高のメンバーで再現して見せた映画という訳です
それもカラーで!

あの巨大回転階段こそ登場しませんが、素晴らしい衣装、豪華な舞台美術はこんなにも鮮やかな色彩であったのか!と感激すること請け合いです

新しい世代の出演メンバーの全員には、オリジナルに負けてなるか、我々の世代は駄目だと言われたくない、恥ずかしいものを今のお客様に観せるわけにはいかないというガッツがみえます
オリジナルのステージを観たお客さんもまだまだ存命中ですから絶対に比較されます

初老にさしかかったであろうオリジナルのメンバーから、きっと教えを請いながら、出来うる限り忠実に再現されたように感じます

映画の構成は、天国のジーグフェルドが昔を懐かしんで、今の人材でショーをやってみたならどうなるかな?と考えた空想というもの

冒頭は天国の雲の中に、歴史上の偉大なショーマンのお屋敷が次々に登場します
まずシェークスピアのお城のような邸宅、次はグレイスト・ショーマンのP.T. バットマンのサーカステントの家、そしてジーグフェルドの劇場風のお屋敷です
つまり彼はその二人にならぶ超偉大なショーマンの巨人、正に巨星ジーグフェルドであるというシーンです

そして1907年から始まったジーグフェルドフォリーズがどんなショーで、当時ブロードウェイでどのように華やかな存在であったのかを人形劇で紹介してくれます

そして1945年の人間でどこまでやれるか?というのが本編と言うわけです

それを天国のジーグフェルドは誰を中心にしてやらせようかと思案して、やはりフレッド・アステアしかあるまいと結論します
そうしてアステアがいよいよ登場
少し思い出話をしてからショーがスタートします

大きなショーが三つその触りを歌って踊ります
間にはお笑いコントも挟んで
全く退屈のする間もない構成です

アメリカのショービジネスの底力、厚み
ダンサー、楽曲、舞台美術、衣装
何から何まで圧倒的です
本物のショーの素晴らしさ!
もう眼福そのものです!

つまらないテレビのコロナのニュースなんか消して
本物の芸に酔いしれましょう!

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