三銃士(1993)

劇場公開日:

解説

おなじみのアレクサンドル・デュマの小説を、若手俳優の共演で映画化した剣劇冒険ロマン。監督は「飛べないアヒル」のスティーブン・ヘレク。製作は「ホーム・アローン2」のジョー・ロスと「フーズ・ザット・ガール」のロジャー・バーンバウムで、本作は彼らが設立したキャラヴァン・ピクチャーズの第1回作品。脚本はデイヴィッド・ローリー、撮影は「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のディーン・セムラー。音楽は「ブルー・アイス」のマイケル・ケイメンで、主題歌『オール・フォー・ラヴ』をスティング、ブライアン・アダムス、ロッド・スチュアートの3人が歌う。美術はブルーノ・セサリ。主演は「ホット・ショット2」のチャーリー・シーン、「失踪 妄想は究極の凶器」のキーファー・サザーランド、「幸福の条件」のオリヴァー・プラット、「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」のクリス・オドネル。

1993年製作/アメリカ
原題:The Three Musketeers
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン
劇場公開日:1994年3月12日

ストーリー

時は17世紀。向こう見ずな若き冒険家ダルタニアン(クリス・オドネル)は、国王に使える近衛銃士隊に入ろうとパリに向かった。だが銃士隊は公式に解散させられ、国王に忠義を誓う銃士は、思慮深いアトス(キーファー・サザーランド)、雄弁なアラミス(チャーリー・シーン)、快活なポルトス(オリヴァー・プラット)の3人だけになっていた。城内では、狡猾なリシュリュー枢機卿(ティム・カリー)とロシュフォール伯爵(マイケル・ウィンコット)が、若き国王ルイ13世(ヒュー・オコナー)とアン王妃(ガブリエル・アンウォー)の失脚を企んでいた。ダルタニアンは三銃士と意気投合し、不穏な陰謀を阻止することを誓う。卿は国王失脚の重要な材料となる条約締結のため、使者として美しき悪女ミラディ・ド・ウィンター(レベッカ・デモーネイ)を派遣する。三銃士とダルタニアンはすんでのところでミラディを補らえることに成功。ミラディはアトスの元妻だった。不幸な過去からアトスの愛を拒絶されたと思い込んだ彼女は、リシュリュー卿の側に与していた。アトスの愛を知った彼女は、崖から身を投げて命を絶った。国王の誕生の祝いの席で暗殺計画が進行していることを知った4人は、元銃士隊員たちに呼びかけ、城に急ぐ。危ういところで暗殺を阻止した4人は卿や伯爵と対決し、彼らを破った。ダルタニアンは晴れて銃士と認められた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0All for one, and one for all. これぞ冒険活劇!ディズニー的三銃士。

2020年11月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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アキ爺

3.0アメリカ風ヒーロー物三銃士

2013年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合:60点
ストーリー: 60
キャスト: 70
演出: 50
ビジュアル: 75
音楽: 70

 剣を一振りする度にいちいちかっこいい科白を喋ってみたりとか、そして悪役も行動の度にいかにも悪そうな科白を喋ってみたりとか、何かにつけてやることが大仰で芝居がかっている。場面場面で音楽は流れ続けるし、とにかく登場人物の動きを大袈裟に見せつけるというようなわざとらしさが全編に渡って抜けない。
 アメリカ的な勧善懲悪になっていて物語も単純で、この辺りはディズニーらしい。多勢に無勢の圧倒的不利の状態でも、恐れ知らずの強い剣士は華麗に舞って、その他大勢のやられ役の敵をいとも簡単になぎ倒す。そのような演出は水戸黄門の最後の場面の助さん格さんのようで、悪い意味の安心感があって緊張感が少ない。

 冒険活劇好きの子供や少年ならばこれでもいいが、ちょっと本格的な三銃士を期待してみると肩透かしをくった気になる。俳優やセットは悪くないのだが、演出からして大人が見るにはこの映画の対象年齢がちょっと下すぎるかな。

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