サラ・ムーンのミシシッピー・ワン

劇場公開日:

解説

大人びた少女と、彼女を誘拐した男との不思議な交流を描いた映像詩。監督は写真家として著名なサラ・ムーンで、彼女の映画第1作に当たる。製作はフィリップ・デュサール、脚本はベンタ・ジョルダンとサラ・ムーン、撮影はエティエンヌ・ベッケル、音楽はヴィヴァルディを使用、オリジナルを主演のデイヴィッド・ロウが書いた。モノクロ・フィルムにセピア・トーンで着色。

1991年製作/フランス
原題:Mississipi One
配給:アビブ=デラ・コーポレーション
劇場公開日:1992年4月11日

ストーリー

夏の終わりのパリ。アレクサンドラ・ウルフ(アレクサンドラ・カピュアノ)はちょっと大人びた女の子。コマーシャルのモデルをしながら、歌手の母(イザベル・モリー)と2人で暮らしている。精神病の病歴がある男(デイヴィッド・ロウ)が学校帰りのアレクサンドラを車に連れ込み、誘拐してしまう。男の車は北へ向かう。パスポートの名前をみると、どうやら男はアレクサンドラの父親らしい。だが、彼女はそのことを知らない。父は死んだことになっている。翌朝、男はアレクサンドラの髪を切り、黒に染めてしまう。そして、逃亡計画を練る。寂しい2人だけの逃避行だったが、やがて2人の心は通じ合うようになる。そんなある日、アレクサンドラは男が大人の女と寄り添っているのを見てしまう。激しく嫉妬するアレクサンドラ。だが、それも一時のこと、2人の仲は元に戻る。時は過ぎ、男は彼女を母の元へ帰すことを決意する。しかし、彼女は帰るのを拒み、彼のところへ戻ってきてしまう。ある日、車が町で故障、その上誰かに破壊されてしまう。2人は安宿に籠るが、退屈なアレクサンドラは町に繰り出す。男は、壊れた車に乗り込むと、ピストルで自殺するのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5アンモラルさを漂わせたピュアなアート映画

2023年8月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

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かせさん
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