ザナドゥ

劇場公開日:

解説

音楽の殿堂ともいうべきクラブザナドゥ実現を夢見る老人と青年と彼らに力を貸すミューズ(音楽と踊りの女神)の心の触れ合いを通じて40年代のスウィング・ジャズと現代のロックを融合させるファンタジックミュージカル。製作総指揮はリー・クレーマー、製作はローレンス・ゴードンとジョエル・シルヴァー、監督はTV界出身のロバート・グリンウォルド、脚本はリチャード・クリスチャン・ダナスとマーク・リード・ルベル、撮影はビクター・J・ケンパー、音楽はバリー・デヴォーゾン、ジェフ・リンとジョン・ファーラー、編集はデニス・バークラー、製作デザインはジョン・W・コルソが各々担当。出演はオリビア・ニュートン・ジョン、ジーン・ケリー、マイケル・ベック、ジュームス・スローヤン、ディミトラ・アーリス、キャティー・ハンリーなど。

1980年製作/アメリカ
原題:Xanadu
配給:ユニヴァーサル=CIC
劇場公開日:1981年2月21日

ストーリー

海岸の岩の上で1人クラリネットを吹く初老の男ダニー・マクガイア(ジーン・ケリー)。一方、同じ町に住む画家志望の若者ソニー(マイケル・ベック)は、描きかけの絵を途中で投げ出し窓の外へ放りなげた。風に運ばれたその絵は、9人のミューズの女神が描かれた壁画に触れ、その瞬間、それらの9人の女神が絵からぬけ出し踊り出した゜その中で一際目立つ女神キーラ(オリビア・ニュートン・ジョン)は、ローラースケートで海岸をひとり歩くソニーの元に行き、彼に突然キスを投げかけた。ハッとするソニー。しかし女神の姿はもうなかった。ソニーはその日、以前働いていたエアフロー・レコードに戻ることになっていた。独創的な仕事をくれない上司と喧嘩してやめた会社だ。展示のアルバムカバーの仕事をすることになった彼は、その美人の絵を見て驚いた。キスをした彼女なのだ。が、彼女の正体を知る者はいない。出会った海岸に出かけたソニーは、そこでクラリネットを吹いているダニーと知り合った。その日家路についたソニーは、いつの間にかアルバム・カバーの背景になっていたホールの前にきていた。そこへ彼女が現われ、名をキーラと告げて消えていった。翌日、再び、ダニーに会ったソニーは、ダニーの豪邸に招待された。建築会社を経営し成功を納めた彼は、今では好きな音楽を楽しむ生活を送っていたのだ。彼の夢は、あらゆるジャンルの音楽を自由に演奏しあえる場所を作ることだ。昔の懐かしい音楽に浸っていたダニーの元にキーラが現われ、デュエットしダンスを踊る。キーラの案内で訪れた古い建物で、40年代と80年代の音楽が一つに溶けあう。ダニーの理想とする音楽の殿堂が見つかったのだ。キーラが暗誦する英国の詩人コールリッジの超現実の世界ザナドゥを歌ったクラブ・カンその殿堂はザナドゥと名づけられた。ソニーとキーラの間に恋が芽ばえていた。しかし、キーラはゼウスの娘だ。神の世界に帰らなくてはならなぃ。いょいょザナドゥのオープンの日。しかしソニーは沈んだ面持ちだ。ダニーに励まされキーラを捜しに行くソニー。そしてゼウスの心遣いでやっとキーラと会えるが、再び別れの時がきた。光の中に姿を消すキーラ。失意のソニーにウェイトレスが近寄って来た。ソニーが何げなく見上げると、なんとそれは笑みを浮かべたキーラだった。

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映画レビュー

4.5オリビア・ニュートン・ジョンを俳優として見ていなかったので、この映...

2023年9月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

2.0MV

2022年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 オープニングからPV風。CGはまだない時代なので、フィルム加工も大変だろうと感じる。音楽だけが独り歩きし、有名になってしまった映画。

 キーラ(ニュートン=ジョン)はミューズだった。大神ゼウスの娘。“ザナドゥ”オープンの日だというのにキーラがいなくなって落ち込むソニー・・・などと、ストーリーを語るのも馬鹿らしくなるほどストーリーがない!

 そんな中で、ジーン・ケリーのタップダンスは健在だったし、オリヴィアのミュージックビデオを見たつもりになればそれなりに楽しめる・・・

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kossy

3.0惜しい!本当に惜しい!題材と音楽は良いのであと脚本と演出とが良かったら…😢でも、『F・R・I・E・D・S』のフィービーはお気に入りみたいなので、それだけが救い…

2019年5月25日
Androidアプリから投稿

もっと面白く出来る題材なのに監督の腕が悪くて残念。マイケル・ベックの役ももっと甘いハンサムな俳優がやるべき。
でも“I'm alive”“Xanadu”のミュージカルシーンは好き❗

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もーさん

0.5マイワースト

2014年11月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

ブロードウェイミュージカル鑑賞前の予習に映画鑑賞。

未だかつてこんなヒドイ映画は観たことない。
それでも、あの楽しい音楽が霞まず記憶に残るのはスゴイ。そういう意味では、もしかしたらミュージカル映画として成功なのか…(???)

直後に鑑賞したミュージカルでは、すっかりこの映画の駄作っぷりをネタにしディスっていた。
ディスるくらいだから、イイ舞台創るつもりだったのだろうが、やはり残念な仕上がりだった。

作品そのものが駄目なのね…という結論に。

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まりぽっさ
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