サタデー・ナイト・フィーバーのレビュー・感想・評価
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イケイケな話かと思いきや
パリピの話かと思いきや、めちゃくちゃ真剣にダンスしていた。
そういえば、有名なダンスシーンもニコニコはしていない。
真面目な青年が、年相応の悩みを抱え、葛藤する青春映画だった。
若者映画
適当に踊るの見てりゃいいんだろうくらいの気持ちで見ました。すみません。
だけど、絵も音も演者も洒落てる。それを楽しむだけで何ら問題ない映画。一番わかりやすいとこ挙げて恐縮ですが、「You should be dancing」で踊り狂うトラボルタ、それだけで全部が語れてしまうような。
実は裏側が暗い、ってのももちろんその通りなんだけど、若者って大体裏側は暗いからなぁ。鬱屈してて、育ちも悪くて、行き場がなくて。だから踊るんでしょ。それは特に変わったことじゃない。どことなくタクシードライバーみがあるなと思ったら一年違いなんですね、ってくらい。デニーロに比べりゃかわいい。やっぱりこの映画の引力の中心は煌びやかなトラボルタなんだと思う。
ってくらいですかね。嗜んだ、という感じでしょうか笑。こんな感じの時もある。
想像とは違い、かなりの“呪い”映画かつ、『射精責任』映画だった。こ...
想像とは違い、かなりの“呪い”映画かつ、『射精責任』映画だった。これでディスコとかダンス始めよう、みたいには思えない。
ステファニーが最初から最後まで全く魅力的でなく、アネットとお兄さんが印象的だった。
夢に浸りたかった青年の物語
古典的名作ながら実は今回が初見。
めーちゃくちゃ面白かったです。
まずはアバンからぐっと掴まれます。若き日のジョン・トラボルタが魅力的すぎる。立ち姿、スタイル、歩き方、ダンス、何をとっても決まっていて美しいし。
ノリノリで歩いたりダンスする姿を見ていると自然とこちらも体が動いてしまいます。
そして芝居もめちゃくちゃ上手い。
言葉にならない繊細で寂しそうな表情や、ディスコに入る時の溢れんばかりの高揚感溢れる笑顔。
彼の素晴らしい演技があるからこそ、見ているこっちも魅力的なディスコの世界にぐいぐい引き込まれていきます。
ストーリーも良い。しみました。
同じ70年代のロッキーやタクシードライバーのような、あの時代特有のうら寂しい感じがフィルムに滲み出ていて非常にダーク。だからこそ、この現実から抜け出して煌びやかなディスコの世界へ羽ばたきたい主人公の気持ちも痛いほど分かってしまいます。
治安の悪い暗い路地とミラーボールが光り輝くディスコとの対比は、この時代の若者、そしてアメリカが抱えていた内面性を見事に体現しています。
その精神の2面性は現代から見ても強く共感できるものでした。
それと面白かったのは、作品内世界でも様々な映画やスターが取り上げられていた点。
ロッキー
2001年宇宙の旅
ブルース・リー
ワンダーウーマン
主人公の内面性や自由、女性への憧れを体現したこれらの作品群も主人公のリアルなディテールに一役買っています。
ジョン・トラボルタと70年代映画、どちらも更に好きになれる素敵な映画でした。
様々な分野で名を馳せたティーンムービー
トラボルタの大出世作、そしてビージーズの再生とディスコブームの火付け.
映画と共にサントラの大ヒット等、様々な分野で名を馳せたティーンムービー。
少し前ビージーズの映画観たからか、無性に観たくなりました。
オープニングの「ステインアライヴ」をバックに街を闊歩しているシーン、やっぱり最高に格好良いです。
それと今見ると、橋を挟んだブルックリンとニューヨークという、格差と都心への憧れもちゃんとベースとして描かれていました。
そんな鬱屈とした街で力を持て余している若者達が、週末のディスコで踊り明かすのが唯一の楽しみ。
そんな中でもトニーは仕事もしている、趣味のダンスにも真剣で女の子にも軽くない。以外にもストイックでちゃんと夢を持っているのが良いんですね。
ダンス自体も頑張っていて、ディスコハウスでのソロタイムシーンなんて今でもすごい格好良いですよ。
そんな頑張っている彼もディスコ大会の優勝をきっかけに、どんどん崩れてしまう。
そしてやっと気づく自分の立っている場所、そして贖罪の後に差し込む光。
青年の成長を感じる、見事なエンディングでした。
やっぱり良いですね。
選曲が良い
そういや観てないなと思って鑑賞。
正直観なくても良かったかなと思いつつもこれだけ良い曲かかると楽しめちゃいますね。
ストーリーはあってないようなもんですし、伏線の回収を重視する方にはかなり厳しい脚本かもしれません。
これはダンス映画にあらず
数十年ぶりに観た感想
昔はディスコブームの火付けとなったこの映画をカッコいい映画として皆が観ていたと思う
今回はダンスシーンより恋愛映画として楽しめて良かった
しかし、思ったより女優陣に魅力を感じ無かったのはどうしてだろう
能天気なダンス映画かと思っていたら、
イタリア系移民とか、性的なエグいシーンとか、宗教的なこととか、いろいろ重たい内容が詰まっていた。主人公のお兄さん、何かやらかしそうな危険な目をしていて気になっていたのだけど、やらかしたのはそっちかー、みたいな。
そしてなんなんだ、あのダンス。主人公の振り付けといい、相手の女性の身体の硬さといい、あれは、笑うシーンなのだろうか、と思いながらも見入ってしまった。そんな映画だった。
今見たらダンスだけじゃない、立派な青春映画だった
映画冒頭でトニーの歩く足元から場面がスタートしたと記憶していたが、数十年ぶりに見直してみたら実際はブルックリンブリッジを挟むニューヨークの街並みからだった。
これがこの映画の象徴。
イーストリバーを越えた向こうに夢を馳す。
1977年公開当時のヒットはディスコムービー、ダンス映画としての受け入れ方が強かったが、今見れば明日を夢見る若者の青春映画という位置付けだ。
週給百数十ドルでペンキ店で働いて週末の夜にディスコに繰り出すのが唯一の楽しみであるトニー(ジョン・トラボルタ)。頼まれたペンキを買いに出ても靴を見たりシャツを取り置きしてもらったり、ピザを食べたり、女の子を口説いたりしてなかなか店に戻らない。店に戻れば30分以上も待たされた客がツノを生やして怒ってる。でも待たせたお詫びに、と10ドル割引いて100ドルちょっとでお譲りします、と。78ドルで卸したペンキに大いに色を付けるトニーはそれなりに口のたつ販売員に違いない。
家に帰れば神父になった兄を唯一の生き甲斐にして崇める母と半年も失業中でこの妻に頭の上がらない父がいる。
そんなブルックリンの決して裕福ではないカソリック教徒の一家に育った彼は、なのに、“お育ち”もよろしくない。
ハンバーガーを頬張りながら大きな声で喋る姿は見ていてちょいちょい不愉快だし、以降口を開けて食べる人を見るとこの映画のトラボルタのことを思い出した。
そんな彼を見下したように話すステファニー。
私とあなたは違うステージに立っている、決して交わらない。
そんな態度で接する彼女も元はブルックリンの貧しい家庭の出に違いない。
その差は何かといえば目標に向かって努力しているかいないか、だ。
「ハイソな自分」を演出するためにきょうはどんな有名人が会社にきたか、話をしたか、をこれ見よがしに語ってみせる。
そんなステファニーの痛々しく強がる姿は、70年代がまだ存分に男性優位社会だったことをうかがわせる。
トニーはステファニーのことを「お高く止まった鼻もちならない女」とだけ捉えてはいない。仲間うちにどんな女性かを聞かれて「それだけじゃない」と断定してることから彼にはステファニーの強がっているとこや弱い部分がわかっていたのだなぁ。
そして、このままでは自分も10年選手でペンキ屋勤務になっていくことが想像できた。昇給したってたかだか4ドル足らず。そんな生活変えたい、と願うようになる。自分も一人暮らしして悪い仲間とは縁を切って橋の向こう側に行くんだ!
トニーがブルックリン橋を2人で見上げてうっとりと語り「この橋のことなら何でも知ってる」というくだりは初見の時からやけに印象に残っていた。数字で語られると女は弱いよね。
そうしてステファニーもラストは友だちとしてトニーを受け容れる。2人で橋の向こう側の世界を目指して。
踊り明かした翌日の抜け殻のようなトニーがむくりと起き上がり股間に手を突っ込む。
故・淀川長治さんのラジオ名画劇場でこのシーンを取り上げて
「この男、起きたら不思議なことをしましたね、パンツの中に手を突っ込んでひと握り。何したんでしょう?位置を直したんでしょうかね、自分の。そういうところを見せてくるんです、このジョン・バダムという監督」
っていうようなことを言って淀川先生も着目してたのを思い出す(笑)。
こういう話でしたか??
ディスコの踊りのシーンばかり
強調されてたから。。、。
てっきりダンスの映画かと思ってました。
ブルックリンのダウンタウンの様子がよくわかりました。
橋を渡れば世界が変わるんですね!
なるほどです。
40年前のアメリカ🇺🇸
イケイケの頃でしたね。
トラポルタ🐯かっこいい。
声がハスキーで、意外でした。
若い☆彡
Groovin'!
ディスコ文化に興味があり映画館へと足を運ぶ。たとえただのお客でもダンスフロアを湧かせればヒーローになれるってのが夢がある。ジョン・トラボルタのダンスのキレには釘付け!シビれる〜!
ディスコ映画というよりディスコを舞台にした青春映画。主人公のダンスの解像度の高さ、ストイックさ、謙虚さは優勝の栄光を譲るという行為に表れている。尊敬。最後はディスコから卒業するような終わり方でしたが、時を経て2人がフロアで踊っている姿が想像できます。
1970年代の青春映画
観たことある気でいて、4Kリマスター版で懐かしさに浸ろうと劇場に出掛けたら、どうも初見だったようだ・・・
当時はディスコブームの幕開け、象徴としてダンスシーンばかりが取り上げられていたと覚えているのだけれど、今観てみればブルックリンという地域柄の鬱屈された若者像、もがきながら生きている青春ドラマの色合いが濃い作品だと思えた。
トラボルタのはにかんだような笑顔とデカい襟のシャツにピタピタのベルボトムで腰を振りつつ濃厚に踊るギャップには萌えましたね。
それにしてもダンスの相方ステファニー役のダンスは酷かったのが減点要素ですね。
こういう作品は劇場で腹に響く重低音がやっぱりいい。
ビージーズサウンド最高でした!
OPはStaying Alive / Bee Gees
DISCO映画で今のCLUBブームの元祖(MAHARAJA時代のヘビロテ)。ジョン・トラボルタは元ブロードウェイのダンサーでDISCO初体験って言うから驚き。濃い顔や毛深い体は陽キャなパリピのイメージにピッタリ。オープニングでジョン・トラボルタが着替えるシーンは大好き。さあこれからDISCOで踊るぜって気合い充分。今からCLUB行こうかなって気になる。
アメリカン・ニュー・シネマ?
かなり前に見たはずだけど内容の記憶がなく、スクリーンで上映されるというので見てみた。
この作品はビージーズのテーマ曲とトラボルタのディスコ・ダンスの印象が強いけど、実は脚本がしっかり書かれていて、シビアな人間模様の描写がかなり秀逸。ディスコ・ダンスの娯楽作というより、どちらかというと「真夜中のカーボーイ」みたいなアメリカン・ニュー・シネマに近いのではないかと思った。そう思って見ると、ビージーズの「ステイン・アライブ」は、ニルソンの「うわさの男」みたいな位置づけに思えてきた。
この作品で注目すべき点はセックスの描写。ポルノグラフィー的な意味合いではなくて、恋愛の中でセックスの占めるものを隠さず描いている。性は繊細な問題なので、多くの恋愛作品はここをなんとなく避けてきたけど、そこをしっかり見せているので、1970年代の観客にとってはショックだったのではないか。
性に対するモラルの問題を描く上で、トラボルタの兄がカトリックの神父という設定なのも重要な位置を占める。カトリックという性的に保守的で社会通念上守るべきルールを規定する権威が提示されることで、性の問題をさらに明確に浮彫にしている。
さらに人種間の対立や親友の自殺など、娯楽作品の枠を超える問題を提示している。
ジョン・トラボルタがカッコいい
ニューヨーク、ブルックリンのペンキ屋で働くトニーの唯一の楽しみは、土曜の夜に街のディスコで踊ることだった。ある夜、いつものディスコを訪れたトニーは、素晴らしいダンスを踊るステファニーと出会い、彼女に惹かれた、彼女の生き方に刺激され、自身の生き方を見直そうとした。ステファニーを誘い優勝賞金500ドルのダンスコンテストへの出場したトニーは・・・てな話。
バカをやめる、のは良いが、やりたいことをやるのは大切なことだと思う。親の期待に沿うように生きていてプッツンした兄を反面教師に出来れば良いけど。
ジョン・トラボルタはケツアゴが気になったがダンスはカッコよかった。
ディスコでフィーバー
当時ビージーズの3曲(ステインアライブ
ナイトフィーバー・愛は煌めき・・)が全て
全米topになる程、売れたのを覚えてます。
ストーリーは、ほぼ忘れていましたが
結構、人間模様が描かれていたのが驚き
昔、本映画を見た方が古き良き時代を
思い出し、懐かしむ映画です。
ファラにブルースリーにロッキー。
こんなお話だったのね。ビージーズの歌がどれもこれも耳に焼きついた当時、今聞いても色褪せていない、すごい。サントラは良く聴いてたけど実は映画はみていない。今回初見でビックリしたのは悪ガキの成長物語なんだと。当時はディスコ映画でキラキラしてたんだろーなー。
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