ザ・クレイズ 冷血の絆

劇場公開日:

解説

暗黒街の世界に生きる双子の兄弟の姿を描クブリティッシュ・ノワール。スタイリッシュなヨーロピアンスタイルの物語に、アメリカ映画のアクションセンスを加えた、新しい手法のドラマである。主演の双子の兄弟を演じるのは、人気ロック・グループ“スパンダー・バレエ”のゲイリー&マーティン・ケンプ兄弟。実際には双子ではないが、息の合ったコンビぶりで好評を得た。共演は、「フレンジー」のビリー・ホワイトロー、「あなたがいたら 少女リンダ」のトム・ベル、「遠い夜明け」のケイト・ハーディーほか。監督は「チェンジリング」のピーター・メダック、脚本は小説家としても知られるフィリップ・リドレイ、撮影は「エクスカリバー」「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」「クリフハンガー」などの売れっ子アレックス・トムソンが担当している。

1990年製作/イギリス
原題:The Krays: Bonded by Blood
配給:UIP
劇場公開日:1991年6月29日

ストーリー

1934年、イースト・エンドで生まれた双子の兄弟は母バイオレット(ビリー・ホワイトロー)から、戦いに勝つことを厳しく教え込まれた。成長したロニー(ゲイリー・ケンプ)とレジ(マーティン・ケンプ)は、やがて徴兵で入隊するが、上官の命令に従わないばかりか殴り倒してしまい、営倉に入れられる。ふたりはそこで犯罪者と出会い、暴力で世界を切り開いていける暗黒街の存在を知った。営倉を出たふたりは、またたく間に暗黒街でのし上がっていく。レジは初恋の相手フランシス(ケイト・ハーディー)と結婚、ロニーは同性愛に走り、暴力を心から楽しむようになっていった。しかし、そんな夫一家の雰囲気に馴染めないフランシスは自殺を図り、レジは深く傷ついた。組織も衰退化し、裏切り者も現れる。ロニーはレジを奮い立たせ、兄弟は再び抗争の世界へと突入していく。やがて警察に逮捕され、精神病院に送られたロニーと、刑務所で独房に監禁されたレジは、13年後、母バイオレットの葬儀で再会する。その時、ふたりの手には重い手錠がかけられたままだった。

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