劇場公開日 2023年7月14日

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「武術家ブルース・リー」ドラゴンへの道 くんぞうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5武術家ブルース・リー

2014年11月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

チャック・ノリス戦など、あまりに有名な映画だが、思えばじっくり見たことがないと思い、この機会に鑑賞した。今までブルース・リーのイメージが、物凄い形相で悪党を片っ端からなぎ倒すというものだった。だが本作を見ると、非常にチャーミングなキャラクターでとても新鮮だった。後々すごい形相にはなっていくのだが…
ストーリーは単純な勧善懲悪もの。だが見終わった後に絶妙な後味の悪さを覚えた。それは戦いに身を置く、決して争いの渦から抜け出せない武術家ブルース・リーという人間の性、宿命を描いた故にあえてスッキリさせないように作っていたのだろうと自己解釈した。武術家、格闘家という存在を、映画という皿に丁寧に理解し、尊敬し、リスペクトして盛り付けているなあと実感した。それはあの有名な決闘。チャック・ノリス戦を見ればすぐにわかる。
ローマが舞台で話が展開しているのもそうだが、武術家としても、映画スターとしても、山に登りきった後も、香港カンフー映画とブルース・リーという男に、文字通り全世界がひれ伏せたということだろう。
歴史に名を残す。さすがブルース・リー
素晴らしい映画だった。

くんぞう