劇場公開日 1965年8月14日

「「映画の語り部」淀川長治氏ならうまく解説してくれそうな1本!」コレクター(1965) みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「映画の語り部」淀川長治氏ならうまく解説してくれそうな1本!

2014年5月4日
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鑑賞方法:TV地上波

怖い

興奮

美しい蝶に魅せられ、それを採集することに密かな喜びを感じていた孤独な男が遂には若くて美しい女性を誘拐し、自宅の地下室に監禁してしまいます。
監禁する者とされる者との神経戦が、実にスリリングに描かれています。
外見からは判断しにくい人間の心の奥底に潜む怪物の怖さが、皮膚感覚でじわじわ伝わって来る作品でした。
現実にも児童を狙った誘拐監禁事件が後を絶ちません。そんな事件の犯人を頭に思い浮かべる時、いつも本作でのテレンス・スタンプのような粘着質的な性格の変態野郎を想像してしまいます。

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みつまる。