劇場公開日 1947年7月

心の旅路のレビュー・感想・評価

全15件を表示

3.5後半あたりからの展開が面白かった

2022年4月6日
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泣ける

幸せ

ロケ撮影の映画が大好きなので、このような古い映画でのスタジオ撮影タイプはちょっと苦手。それもあって前半は観るのに根気が必要だったけれど、後半の『スミス』から『チャールズ』に戻るあたりからグッと面白くなってきた。特に、ローズが秘書となって登場してきたところなど。

観て思ったことは、

チャールズとスミスの演じ分けがなかなか旨い。

チャールズは、ローズと偽装結婚などしないで、最初からきちんと求婚しようという気になれなかったのかな?

恋する女は、勘が鋭い、ってことかな。キティのように。そして、粘り強い?ポーラのように。

チャールズは、イケメンで好感度高い男だったから、最初からローズに一目惚れしてもらいかまってもらえた。違うタイプの男だったら、押し戻されてずうっと精神病院暮らし?可愛そう。

記憶喪失で『冬のソナタ』を思い出した

夢がない感想だけれど。

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あま・おと

5.0グリア・ガースンのファンになった。

2022年2月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

我が親父の遺産DVDの一つ。
但し、ませたガギだったので、50年位前テレビで見て、グリア・ガースンのファンになった。
現実じゃなくとも、二人の運命が切なくて切なくて。また、ポーラの超ポジティブな性格にコロリとやられた。
改めて見て、現実離れしすぎている感はある。しかし、大人の愛のメロディー と言った所だ。ハーレクイン・ロマンスなのかなぁ。

鍵を開ける前にドアノブを回してほしかった。
マービン・ルロイは哀愁の方が良いのかなぁ?僕はこちらのほうが好きだが。親父の遺産に哀愁もあるので、見てみようと思う。この映画も見た事はあるが、蛍の光 くらいしか覚えていない。

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マサシ

4.0耐えて忍んで貫く女性の愛の軌跡を丁寧に描いた古典メロドラマの秀作

2021年9月6日
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鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波
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Gustav

4.5最近観た昔の傑作映画

2021年6月28日
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ジョニーデブ

3.0長い長い心の旅路の果てのラストに、涙

2021年3月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

「哀愁」に引き続いて、
マーヴィン・ルロイ監督作品として再鑑賞。

今回は、彼女が彼の秘書として登場する驚き
が無い分だけ冷静に観れた気がした。

この映画の最大の欠点は導入部だ。
元々彼が持っていた魅力と言わんばかりで、
何故、彼女は彼を見そめたのか、
また、彼女が彼を安全な地に導くため
とはいえ、
いとも簡単にメインキャストとも思える
踊り子としての仕事を放棄出来たのか、
との説明が不充分なため、
冒頭で作品の世界に入りにくいことだろう。

更にその後の展開でも、
冒頭の精神病院の担当医が、
何故彼女の傍にいるかも説明されない
ままだ。

そして、
善人に囲まれて、ラストシーンを描くために
都合良く進むストーリー展開は、
ルロイ監督に共通していて
「哀愁」とも同じだ。

彼を愛する姪が彼の心の奥底を見抜いて
自ら身を引くのも、
彼の担当医が
自らの気持ちを押し殺したまま
彼女の彼への愛情に理解を示すのも、
出来過ぎていて、リアリティに欠けた前提
と言わざるを得ない。

しかし、それでも感動を覚えるのは、
身分を明かさないで自分を思い出すまでと
耐えて耐えて接する彼女と、
失われた記憶に違和感を覚え続ける彼の心象
に絞って、丁寧に描き込む監督の製作姿勢
なのかも知れない。
こういった徹底した主人公の思索描写の作品
を近年は見かけないような気もする。

「哀愁」の悲劇性に比べ、
ハッピーエンドのこの作品の方が後味の良さ
はあるが、何かと説明不足感がある分、
「哀愁」の方が映画としての完成度が高い
印象を受けた。

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KENZO一級建築士事務所

5.0耐えることの美しさ。

2021年2月12日
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記憶喪失になり、愛する妻を忘れてしまった夫。
妻は密かに、経営者となった夫の秘書となり、すぐそばで夫を見守り続ける。
遠回りしながら、夫の記憶を蘇らせていく妻ポーラの献身的な姿に心が震える。
そうして少しづつ記憶をたぐり寄せていく夫。
耐えることは、悲しく切なく、美しい。
素晴らしい作品に出会えた。

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miharyi

5.0全てはグリアガーソンの美しさ

2021年2月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ロナルドコールマン扮するチャールズレイニアは、戦争の悲劇で記憶を無くしスミスと呼ばれて英国の精神病院にいたところから始まる。戦争なり激しいショックを受けた事が原因なのか過去の自分が分からないのだから始末に負えない。チャールズは、ドイツに勝って戦争が終わってもタバコを求める事しか出来なかったが、タバコ屋でグリアガースン扮する踊り子のポーラと出会い親切に面倒を見てもらう。ポーラは、チャールズが病院から抜け出て来たのに明るく振る舞い、スミシーと呼ぼうと決めた。ポーラは、出番前でも気さくに話しスミシーに自分の舞台を見せるのだが、モノクロながら赤毛だと言うグリアガースンの美しさと優しさに一目で魅了されたよ。ヒロインがこれほど美形だと癒されて観る価値が増して最後まで楽しみだよね。モテモテだけど、ポーラの結婚相手としてはロナルドコールマンはちょっと老けすぎではないかと思ったがまあ良しとしよう。
映画のテーマは記憶喪失なのか癖になるのか、事故により2回も記憶喪失になってしまいポーラとの3年間は無いものに。そして消えてしまった夫。雑誌で見つけて秘書として再会しても他の子と結婚すると分かっても全く気付かず嘆かわしかっただろうにね。記憶喪失と言うのは治る見込みがあるのか無いのか分からないだろうから耐えるしかない愛は辛かろう。踊り子から大病して子供も失い、それでも夫を探し続ける果てしない涙ぐましい愛は報われて欲しいよね。心が洗われる様な麗しく素晴らしい映画だったよ。

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重

4.5包み込む愛の深さ

2021年2月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

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こころ

5.0記憶喪失映画の金字塔

2021年2月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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odeonza

5.0感動

2021年1月2日
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記憶は消えても感情は消えない、感動しました。

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alextm

5.0正に心の旅路でした お話は記憶喪失ですが、私達の人生も考えてみれば忘却という軽い記憶喪失を繰り返しながら生きているとも言えないでしょうか?

2020年11月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

ラストシーンにはやっぱり号泣してしまいました
こらえにこらえ、溜めに溜めた想いが堰を切って吹き出しました
それまでの記憶を呼び戻す為の様々なきっかけが、次々と不発になって、あれも駄目、これも駄目となっていたのが、遂に届いたのです

正に心の旅路でした
お話は記憶喪失ですが、私達の人生も考えてみれば忘却という軽い記憶喪失を繰り返しながら生きているとも言えないでしょうか?

ずっと昔、あんなに愛し合った人がいたのに、いまは別の人と家庭を持って幸せに暮らしていたりするのです
ふと我に帰る瞬間は誰にもあるのでは無いでしょうか?

それが胸の奥の、破裂しようとしている何かをチクチクと突き刺してくるのです

ラストシーンで号泣してしまうのは、本作のメロドラマで感情移入しての号泣でありつつ、自分自身の古い恋愛の記憶と、長い年月の果てに現在の自分が置かれている現状に初めて思い至ったかのような感覚
それが私達を泣かせているのかも知れません

ポーラがあの街に行ったのは、しばらく海外に行く前に死んだ赤ちゃんの墓参りに行きたかったのかも知れません
劇中で彼女が罹ったという流感は時期的にスペイン風邪と思われます
当時パンデミックになり世界中で数千万人が死んだインフルエンザだそうです
まるで現代のコロナと同じです
赤ちゃんか死んでしまったのもむべ無いことだったのです

天国の赤ちゃんが天使になって、二人を引き合わせて元に戻してくれたのかも知れません

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あき240

5.0ポーラ!

2020年8月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kensan

3.5不思議といえば不思議。失踪した夫を見つけたのに、本人が記憶を取り戻...

2020年6月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

不思議といえば不思議。失踪した夫を見つけたのに、本人が記憶を取り戻すまで妻であることを隠して寄り添い続けるなんて。この時代の感覚として普通なのかな??そこはすごくもやもやしたんだけど、ポーラのひたむきさに心が震える良い話。なんか良い。昔の映画ならではの純愛ストーリー。

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原っぱ

5.0一級のメロドラマ

2018年6月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

幸せ

この『心の旅路』という映画は、第一にどこにも無理や破綻のない、甘美な抒情と、こころを和ませるストーリーでわれわれ鑑賞者の気持ちを引き付ける一級のメロドラマだと思う。第二に、俳優陣、特にグリア・ガースンの演技とその美貌がこの映画を輝かせている。美貌のみを売り物にする女優だけなら他にも大勢いる。ただ彼女のそれは際立っている。輝くばかりの高貴さでさらにその品性を高めている。演技も見逃せない。目的が達成されるまでひたすらに耐えるその忍耐力の名演技にはわれわれを感嘆させるものがある。更に、終末で夫となるロナルド・コールマンの憂いを帯びた面持ちと渋い演技はグリア・ガースンと息が合っている。こうした空気のような透明感が全体を自然に流れ、先に述べた不自然さや軋みはない。技術的にはロナルド・コールマンの「記憶喪失」をうまく使って物語に巧みな変化を与えている。わたし個人から言えば、ラストでグリア・ガースンがかつての愛の家の前で記憶を取り戻したロナルド・コールマンに「スミシィ」と呼びかけて抱擁するシーンが忘れ難い。

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細谷久行

5.0泣ける

2012年4月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

何度見ても、涙を止められない!こんなに泣かせる映画は無いですね。  ラストの『スミシー!!』と声をかけるシーンどんな映画にも変え難いですよ。戦火の中で出会う男と女。記憶を元に戻し自分の世界に帰ってしまった夫を影になり支え、記憶の戻る日を望みの無い中、待ち続け最後にはあの楽しかった幸せな日々を思い出させてしまう、しかし、「こうなのよ!」とは一切口に出さず耐えつずけたその、心には感服させられました。若い人に是非見て欲しいと、ときあるごとに言ってきました。見た人は一様に感動したと言ってくれます。押さえた中に秘められた行動がこんなにも感動を与えてくれると言うことを知ってもらいたいと思っています。これからも何度となく思い出すたびにDVDをプレイヤーに入れる自分が有るでしょう!

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よことし