クワイエット・ルーム

劇場公開日:

解説

口を閉ざして沈黙して両親に訴える少女の心象を描いたドラマ。口をきかない主人公の少女の心情は、ナレーションで語られていく。監督・脚本はロルフ・デ・ヘール。製作は「ザ・ブロンド」のドメニコ・プロカッシとヘール。出演は新人のフィーブ・ファガーソンほか。

1996年製作/93分/オーストラリア・イタリア合作
原題:The Quiet Room
配給:KUZUIエンタープライズ配給(KUZUIエンタープライズ=日本コロムビア=ゲオ提供)
劇場公開日:1997年9月27日

ストーリー

一見幸福そうな家庭に育ちながらも、パパ(ポール・ブラックウェル)とママ(セリーヌ・オラーリ)の間で口論が絶えることがなくなった3歳の時(フィーブ・ファーガソン)からいっさい口をきかなくなった7歳の少女(クロエ・ファーガソン)。彼女は沈黙によって大人に抗議しているが、やがてパパとママは別居を決めてしまう。少女はタンスの中に閉じこもる。外では少女が家出をしたと思い、泣きじゃくるママと、それを慰めるパパ。トイレに行きたくなった少女が「ママ!」と叫ぶ。安堵で少女をきつく抱きしめるママとパパ。これでまた3人の幸せな生活が始まるかもしれない。しかし、二人はしばらく別居して様子を見るという。少女は子守のケイトとは口をきくのだが、彼女が両親と話すように勧める。少女は新しく描いた絵を両親に見せながら、「私の心よ」と口に出して言う。二人は喜び、顔を見合わせる。少女はママと一緒に田舎で暮らすことになった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第49回 カンヌ国際映画祭(1996年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ロルフ・デ・ヒーア
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