黒の過程

劇場公開日:

解説

中世の架空の錬金術師ゼノンを主人公としたマルグリット・ユールスナールの形而上的歴史小説の映画化。監督は“Babel Opera”('85/未公開)のアンドレ・デルヴォー、脚本はジャクリーヌ・ガマール、撮影はシャルリー・ヴァン・ダム、音楽をフレデリック・ドゥヴレーズが担当。出演はジャン・マリア・ヴォロンテ、アンナ・カリーナほか。

1988年製作/フランス・ベルギー合作
原題:L'OEuvre Au Noir
配給:パルコ
劇場公開日:1991年2月9日

ストーリー

16世紀、その著書が異端審問にかけられ、偽名を使ってヨーロッパ中を放浪していた医師であり錬金術師でもあるゼノン(ジャン・マリア・ヴォロンテ)は故郷のフランドル地方のブリュージュに20年ぶりに戻る。友人のジャン・ミエルス(ジャック・リップ)によってかくまわれたゼノンだったが、ある時テロリストの青年、ハンを助けたことから彼の身に思わぬ危険がふりかかる。数少ない彼の正体を知る一人である修道院長(サミー・フレー)の忠告にもかかわらず、ゼノンはブリュージュを離れなかったことから、ついに彼は司直の手にかかってしまう。教会の教えに背く思想を改めなければ火刑に処すと迫る裁判官らに対してゼノンは自らの道を貫き、1569年のある雪の夜、静かに死を選ぶのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第41回 カンヌ国際映画祭(1988年)

出品

コンペティション部門
出品作品 アンドレ・デルボー
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