クローズ・アップ
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クローズ・アップ

劇場公開日

解説

ある貧しい青年が映画監督で作家のモフセン・マフマルバフの名を騙ったとして詐欺罪に問われたという実際の事件を、裁判などのドキュメンタリー映像と劇的再現で構成した異色作。監督・編集は「オリーブの林をぬけて」のアッバス・キアロスタミ。製作はアリ・レザ・ザリン、撮影はアリ・レザ・ザリンダスト、録音はモハマッド・ハギギ。キアロスタミはこれまで教育映画を多数手掛けており、本作の製作も教育関係の公的機関。登場人物は再現場面も含めすべて実際の事件の当事者。事件に巻き込まれた恰好のモフセン・マフマルバフは『サイクリスト』(NHK教育テレビで放映)、『ワンス・アポン・ア・タイム・シネマ』(特別上映のみ)を発表し、イラン国内でもっとも人気の高い映画作家のひとり。キネマ旬報外国映画ベストテン第9位。

ストーリー

テヘランの閑静な住宅地でサブジアン青年が詐欺罪で逮捕された。自分は映画監督のマフマルバフだと身分を偽った疑いだ。この事件に興味を持った監督キアロスタミは刑務所に面会に行き、また被害者のアハンカ家にもインタビュー、裁判官から公判の撮影許可を受ける。裁判が始まり、アハンカ家の長男は彼が家族を騙して家に入り込み、盗みを計画していたと証言する。再現場面、バスのなかでアハンカ家の主婦がバスでサブジアンに会う。彼は小説「サイクリスト」を自分の本だと言って彼女にあげる。相手を高名なマフマルバフ監督だと信じた彼女は彼を家に招いた。親しくなるにつれ彼の嘘は次第に大袈裟になり、次作はアハンカ家でロケすると言いだす。裁判ではサブジアンが自分たちから金をだまし取ったという主張が出る。実際に一家の人々は次第に彼の言葉に疑いを感じはじめ、本物のマフマルバフを知っている知人の記者に首実験を頼んだのだ。休日にサブジアンがアハンカ家にいると、別の来訪者(映画の冒頭で登場した記者)が来て彼の名を確認、憲兵を連れて来る。法廷でサブジアンはなぜ自分が罪を犯したのかを語る。傍聴席で彼の母が立ち上がって許しを懇う。彼の心情を酌んだ一家の気持ちに免じ、裁判長は刑を軽くした。刑を終えたサブジアンが出所すると、表にはモフセン・マフマルバフが待っていた。サブジアンはアハンカ家にお詫びにいきたいという。マフマルバフは彼をオートバイの後ろに乗せて連れていく。一部始終を隠しカメラと隠しマイクが記録する。二人は途中で花を買い、アハンカ家の門を叩く。応対したアハンカ氏は「彼に出会えて誇りに思う」と語るのだった。...

作品データ

原題 Close Up
製作年 1990年
製作国 イラン
配給 ユーロスペース

提供:株式会社キネマ旬報社

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映画レビュー

平均評価
3.6 3.6 (全1件)
  • 唖然とさせられる映画 登場人物が、全員、実際に起こった事件の当事者たちというこの映画、唖然とさせられます。演技ってなんなのか、俳優ってなんなのか… そして容疑者が延々と監督について語り、それを取り続ける監督が、画面の... ...続きを読む

    チャーリー チャーリーさん  2014年5月4日  評価:4.0
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